

【花まつり開催のお知らせ】
横浜市磯子区にある曹洞宗「龍珠院(りゅうしゅいん)」と申します。本年4月4日土曜日(10時~15時)に当山において花まつり(お釈迦様のお誕生をお祝いするお祭り)を開催いたします。花まつりをきっかけの一つとして、地域の子供たちと様々な年代の方たちの交流促進の場となり、お互いを思いやり・助け合い・尊重出来る関係の大切さや平和の尊さを感じ、学ぶ場になればとの思いで、昨年より開催しました。昨年は周知活動をあまりしていないにも関わらず、お寺にご縁がない方々も多数(約100名)訪れて下さり、本年は200名以上のご参加を予定しております。本年も様々なコンテンツを地域の方々と一緒に考え、多くの方々にご参加いただき、平和で楽しい1日となるよう願って開催したいと考えております。
【花まつり概要】
花まつり・灌仏会(かんぶつえ)とは、華やかな花御堂に安置された誕生仏に甘茶をそそぐことで仏を供養し、子ども達の健康を祈る行事です。拙寺では、檀信徒向けの行事であった「花まつり」を昨年度より広く一般の方々を受け入れるかたちで行っております。平素より私はお寺を子供たちが安心して遊んだり、訪れることが出来る場として活用していただきたいという思いと、人と人との繋がり・結びつきといったご縁が広がり、世代を超えて交流が深まり、平和で豊かな地域社会の構築の為に何かできないかと考えております。その一つとしてお釈迦様のお誕生日をお祝いする良き日に、広く「花まつり」を開放し、多くの方々にご参加いただき、子供たちの健康や幸せを願い、世代を超えた交流が深まり、お互いを尊重し、助け合い、平和で豊かな社会を作っていく一助になればと願っています。
■開催日 :2025年4月4日(土曜日)10時~15時
■参加・入場:無料
【住職のご紹介】
永久 良徳(ながひさ りょうとく)
・1995年1月31日生まれ(31歳)
・2017年3月鶴見大学文学部卒業
・2017年3月曹洞宗大本山總持寺
において修行し、その後、龍珠院副住職を経て、2022年8月に龍珠院第25代住職となり現在に至る。
龍珠院の歴史:室町時代から500年続く磯子区で唯一の曹洞宗寺院です。後北条家三代に亘り作られました。
【花まつりを始めたきっかけについて教えてください】
お寺の敷居を下げたいと考えたことが一番のきっかけです。現代だとお寺はお盆やお彼岸の際に檀信徒さんとは接点がありますが、それ以外の方々は関わる機会がほとんどありません。どちらかというとお寺は近寄り難いもの、気軽に足を運べる場所ではないという認識が強いと思います。本来花まつりというのはお釈迦様の誕生をお祝いし、子どもの健康・成長を祈り、皆様が仏教に触れ、よりよく生きていく為の起因とする行事で
す。しかし、こうした行事にたくさんの方々に来ていただくことによって仏さんを身近に感じていただき少しでも学び・気付き・癒し
を感じて頂きたいと思っております。仏様の教えは人生に非常に役立つ教えであり、もっと広域に伝えていきたいと考えています。今までは地域の方々と積極的に接点を持つ活動をしてこなかったからこそ、これから様々な活動を通じて伝えていきたいです。
【花まつりを通じて地域の方々へどんなことを伝えたいですか】
将来的な長い目で見ると、「希薄になってきた人との繋がりを大切にしてほしい」ということを一番伝えたいことです。昔は生活の中にお寺を含め、多くの老若男女の方や、 沢山のことに触れる場があったと思います。そして子供の頃の経験というのは大人になっても心や体に残っているものです。しかし今では人に触れる機会も減り、人生や社会が関係性の中で成り立っていることが感じにくくなっております。ましてやお寺や仏さんに触れる機会は滅多にないと思います。そして核家族化も相まっておじいさんおばあさんと住んでいる子供も少ないため、墓参りに行き仏壇に手を合わせるという事が日常ではなくなっています。ただ、仏教に触れることで感じることもたくさんあり、何より学びがあると思います。今はそういった機会すらない状況ですのでお年寄りから子供まで人が集まる場所、気軽に会話を出来る場所を作ることによって人との関りを感じて欲しいし大切にしてほしいです。お寺は安心な場所であり子供のうちからお寺に来て、原体験をするということを経験して欲しいです。
【地域の方々との交流されていることはありますか】
はい、定期的に「坐禅会」というものを行っています。檀信徒の方もそうでない方もいらしていただき、集まった皆さんと坐禅を組むことで仏教に触れて頂いています。坐禅は一般的に「瞑想」や「ヒーリング」などと捉えられていることが多いですが、実は仏教的な観点は別物でそもそも目的意識や何かを得るためにすることではないのです。心を落ち着かせ、一切のものをありのままで感じるのです。わかりやすく言えば例えば坐禅中に鳥の鳴き声が聞こえ「あ、鳥の鳴き声だ」と気が付いて鳥と自分を分けるのではなく、単なる音として感じ取り込むのです。自分と外界の境目はなく一体になることが肝心なのです。そして間接的にリフレッシュやリラックスという効果が付加価値として感じられるのです。坐禅会に来てくださったある方からもとても嬉しいお声を頂戴いたしました。その方は坐禅後に「自分と外界との境目がない、つまり他者と自分と同一視出来る、人を自分事のように思いやりを持てる気がすると言ってくださったのです。それこそが坐禅の素晴らしさであり、伝えたいことが伝わった気がしてとても嬉しい気持ちになりました。こういった経験をたくさんの方々にしていただきたいと思っております。