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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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今週は東京急行電鉄(東急)の創業

経営者である五島慶太氏のエピソードか

らスタートしましょう。 



「私はかつて、“怪物”と異名をとった、

一代の英雄ともいうべき東京急行電鉄の

創業者、五島慶太にその晩年、会ったこと

がある。

そのとき五島が

「東急がこれからどんなに発展していこうが、

東急の祖業は電車だ」

「東横線の電車が、きちんと無事故で、

きれいで、心地良く運転されていることが

大切なんだ。」

「だから東急グループの中心は電車なん

だよ」

といったことが、昨日のように思い出される。

この思想は、二代目経営者の五島昇にも

継承されている。

だから東急事業のメッカは、東京急行電鉄

なのである。

東急電鉄の社長が、グループの全体を統括

するのである。

したがって、東横線を見れば、東急グループ

の活動ぶりがわかるのである。

 (出典不明)

 


「祖業」という言葉があります。

祖先が手をつけ、今までうけ継いで来た仕事・

事業のこと、を祖業といいます。

 

祖業を忘れた多角化は必ず失敗します

バブル期に数限りなく事例がありますし、

ネット事業で短期成功した企業でも

見受けられました。

 

経営者は事業の多角化をしようという場合に

自分の会社の根っこが何であるか幹が

何なのか?をよく考えた方がいいんです。

幹や根がしっかりしていないと、どんなに枝葉を

接ぎ木して育てようとしても育つわけがない

です。

 

やはり祖業はその会社のDNAです。

そしてDNAがしっかりしている会社の周辺には

たくさんの「金のなる木」が生えています。

チャンスがたくさんあるのです。

新規事業、新規サービスを考える場合に欠かせ

ないことは「祖業のDNA」を確認・認識すること

なのです。




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp