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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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再びの緊急事態宣言で大いに水を

刺されてしまいましたが、

コロナ前はジャズフェスティバルが各地で

大いに盛り上がりを見せていました。

日本のジャズ人口もまた盛り返して

きていたのだそうです。


 

ジャズ世代って80代70代がメイン。

彼らの青春時代はジャズ喫茶が全盛で

王道のジャズもあれば、

オーネットコールマンのような

前衛ジャズもあり、

コーヒー一杯で何時間も粘っていた方が

多かったとのこと。


しかしその後、ジャズはすっかり廃れて

ビジネス絶滅種になったとみな思って

いたそうです。


しかしそれが盛り返したのですね。

大きな理由は3つあるそうです。


1つはスターバックスを代表する

カフェBGMの存在。

YouTubeで「カフェ音楽」で検索すれば

巷で流れているBGMは

ほとんどがジャズなのだ、と気づきます。

(演歌BGMは富士そばだけです(笑))

カフェで聴き始めのきっかけができる。


2つめにマンガの存在。

流行はマンガ起点が多いのです。

ジャズを題材にしたマンガでは

石塚真一先生の


「BLUE GIANT」(全10巻)


「BLUE GIANT SUPREME」(全11巻)


マンガによるジャズ描写、特に音の描写が

大変に秀逸な作品で、

マンガを読むとジャズが聴きたくなってしまう

そうです。


3つめがジャズフェスの存在。

オールドファンが孫を連れて来る、と。

その一緒に来た孫が、ジャズファンになる。


一世代ジャンプした顧客創造です。

いや、新しい顧客継承モデルでしょう。

成熟社会、高齢化社会ってこうやって

新しいマーケットを創ることができるの

ですね!

ビジネスってつくづくやりようなんだな、と。

 




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp