第4回イタリア郷土料理の会
サルディーニャ州
2月2日に開催させていただきました。

僕自身は訪れたことの無い土地サルディーニャ島
個性的なパスタお料理が多く以前より郷土料理の会でやってみたいと思っていた州でした。
調べてみるとサルディーニャ島の歴史はとても面白くて、解説のプリントがともすれば何枚にもなってしまうくらい興味深いものでした。端的にまとめて1枚にしましたが。。。
自然に恵まれ素材のポテンシャルが高く、料理や調理法はシンプルなものが多いのが特徴でした。

前菜
品数はいつもより少なくシンプルに。
セロリとカラスミ、ペコリーノ・サルドマトゥーロのインサラータ
サルディーニャでは定番の組み合わせのサラダ、カラスミと羊のチーズの相性にはびっくりさせられます。
パーネ・カラザウ
カテゴリーはパンですが、ペコリーノチーズとローズマリーをちらしてチップスのように。
紀伊長島ガス海老のセモリナ粉フリット
シンプルにセモリナ粉のフリット。鮮度抜群のガス海老。魚介のフリットミストは現地でも人気

パスタ料理は今回3種類。いつもなら2種類なんですが、どれも個性的で食べて欲しくて3種にしました。
パスタ1
クルルジョネス
マッシュポテト、ペコリーノロマーノ、ミントを包んだラビオリ。形が特徴的で、包むのにはちょっとテクニックが必要
パスタ2
フレーグラ
粒状のパスタ。製作模様はリールに上がってます。
乾燥させた生パスタの状態から貝類と共に調理して、貝類の旨味をたっぷり染み込ませます。
仕上げはイタリアンパセリ、美味しいオイルとカラスミのパウダー
パスタ3
マロッレドゥス
形はニョッキみたいなので本土のほうではニョケッティサルディ(サルディーニャ風ニョッキ)と呼ばれます。生地にサフランを練り込んでいるためほんのり黄色く噛むとサフランの香りがします。合わせるソースは自家製ソーセージを使ったカンピダーノ風。

セカンド
会が煮込みが続いていたので今回は煮込み以外で。調べてみると意外とメイン料理がなくどれもシンプルな調理法のものが多い。丸焼きローストトマト煮込み等。ということで、サルディーニャといえば羊、仔羊のローストにしました。
ミルトという現地でもよく使われる植物で挟んでローストをし、ミルトの香りをお肉に纏わせて臭みを消します。
花屋さんに頼んでミルトの木は仕入れました。女神アフロディーテを象徴する木とも言われ、爽やかな香りのする植物、現地ではリキュールにもなっています。

ドルチェ
シンプルで素朴すぎる為1番心配してました。華やかさには欠けますが郷土菓子らしいデザート。
パルドゥラス
羊のリコッタチーズを使ったタルト状の焼きチーズケーキ 取ってもシンプルで素朴な味わい
セアダス
ペコリーノ・サルドドルチェを包んで揚げた揚げ菓子
塩気のあるチーズと仕上げにかけたサルディーニャのはちみつがとても好相性でした。
2つのデザートを構成する生地はちょっと分量が違うだけで材料はほぼ一緒。

パンは天然酵母を使ったセモリナパン。今回パンには奥様苦戦してました。
小菓子はパパッシナスというひし形のセモリナ菓子。

今回はとにかくよくセモリナ粉を使いました。

ワインは奥様がしっかり選んでくれて自然派から始まり、ペアリングもとても好評でした。

なかなか馴染みの無い州でしたが、僕たちも楽しく、お客様にも楽しんでいただけた会になったのかなと思います。参加していただいたお客様、ありがとうございました!

次回は4月
周年記念を兼ねて開催予定。
来週から2週間イタリア研修に行かせていただきますので、そこで学んだことなど活かす会としたいなと奥様と話しています。
なので次回は1つの州に絞るということせず、どちらかといえば訪れたワイナリーのワインなどを使い、ワイン先行でお料理を合わせていくようなスタイルになるかなと思っております。お楽しみに。

その後夏前くらいに再び州に絞った会をやろうかと思います。
暑くなってきますので、南イタリアかなぁとぼんやり考えてます。プーリア州、カンパーニャ州、またシチリアもいいかなぁ、、、なんて。

毎回参加して頂いてるお客様も、投稿を見て興味を持って頂けたお客様も是非次回参加くださいませ。
イタリア料理はやっぱり面白い。

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57 いいね! ('25/02/21 14:00 時点)