山口新聞コラム『東流西流』1回目(5月2日掲載)

「アフリ神主の誕生」

 私は「アフリ神主」という愛称で呼ばれています。「神主のアフリカ研究者」という意味です。

 幼い頃私は祖父の影響で妖怪が大好きでした。妖怪の存在とは「神々のはしくれ」だと気付いた私は、「多神教」に関心を持つようになりました。私は一般家庭の出身ですが、縁あって若い頃に神主の資格を取得しました。一方、学問的な興味は日本に留まらず、世界各地へと広がりました。

 そこで、大学院での研究対象にアフリカの島国マダガスカルの在来宗教を選びました。まるで日本の神社のような聖地が、遠いアフリカの島国で信仰されていることに興味をひかれたのです。長期にわたる現地調査の末に博士号を取得し、大学の研究員を務めました。

 あまり知られていませんが、第二次世界大戦の際、日本兵4名がマダガスカルで戦没しており、現地に慰霊碑が建っています。平成27年、山口県の神主さんたちがマダガスカルに渡航して慰霊祭を執り行いました。その際、私も現地ガイド役として同行しました。そのご縁をきっかけに、「弾除け神社」として知られ、海外の慰霊とも縁の深い三坂神社の後任宮司として、神社庁からお声掛け頂いたのです。

 アフリカのご縁で神社の宮司を拝命することになるとは、人生、本当に不思議なものです。
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