まちの仕事人インタビュー
誰かがやらなければいけない仕事、だから責任を持って私はやる
Y.M.T.Kファミリーサービス株式会社 代表取締役 飯島 啓佑 (いいじま けいすけ) さん インタビュー

昭和61年生まれ、静岡県下田市出身。花咲徳栄高校卒。家電量販店の下請け会社勤務を経て、24歳で家族でハウスクリーニング業を主とした「Y.M.T.Kファミリーサービス株式会社」を横浜市都筑区に設立。最近ではハウスクリーニング以外の業務も増え多岐に渡り遺品整理、特殊清掃業務に東奔西走する。最近の楽しみはキャンプ、少年野球指導。

「ご依頼一つ一つを丁寧にご対応」信頼を重ね成長を続ける

創業までの経緯を教えてください。

高校まで野球をやっていたんですが、手に職をつけたいと高校卒業後は大手家電量販店の家電設置の仕事を請け負う会社に勤務しました。主はエアコンやウォシュレットですね。そこで家庭の電器設備に関して知識を得ました。その頃母がパートでハウスクリーニングの仕事をしていたのですが、私も仕事に自信が芽生え始め、一層の事一緒に仕事がしたいなという意見が家族内で出て会社を設立しました。


御社の特色はどのような点にありますか?

弊社は全て自社施工。下請けにお仕事を振るという事はありませんから、全ての現場に私が出向きます。大きな会社さんは仕事だけ取って下請けに丸投げという会社もありますが、小さな会社ですからそういう意味で全て私が誠心誠意責任持ってご対応させて頂きます。

ご依頼される案件はどのようなケースが多いですか?

不動産管理会社からのご依頼が多く、賃貸マンションやアパートの残置物撤去、原状回復、リフォーム工事が主ですが、最近はそれ以外の事案も増えてきましたね。

それ以外の事案とは?

ここ最近、コロナで生活が困窮した方の夜逃げや孤独死の現場を目の当たりにする事が多くなりましたね。

飯島社長の記憶に残る遺品整理を教えてください。

記憶に残る遺品整理ですか・・・。遺品整理というより特殊清掃事案ですね。不動産管理会社よりご依頼である貸家のお掃除の依頼を受けたのですが室内がとんでもない事になっていたんです。


残置物で荒れている上、猫の多頭飼い(多分15匹はいたと思います)で臭いがハンパない。高齢のご夫婦でお子さんがいらっしゃらなかったご家族なんですが、数ヶ月前にご主人が病気で亡くなられ、奥様が室内で孤独死、餌をもらっていない猫が奥様のご遺体を食し、その上猫同士で共食い。猫独特のペット臭と死臭が相重なりすごい状態でした。挙げ句の果て猫の多頭飼いですから建具はボロボロ。私は室内の残置物撤去とクリーニングまでのご依頼でしたが、あの後どうなったのか・・・。多分築年数も古かっただけに解体されたかもしれません。

今後、御社が取り組んでいきたいことはありますか?

ここ最近お一人様のご依頼が多く、残置物の撤去や原状回復のお仕事を受ける事が多いので小さなお引越し業務サービスを始めようと思います。


人から頼られる以上、私はこの仕事を死ぬまでやりたい。

ご依頼者から言われてうれしかったひとこととは。

「飯島さんにお願いしてよかった」もうこれに尽きますよ。やはり仕事をして報酬を頂戴し、感謝されるのはシンプルに嬉しいですね。お部屋が片づいてキレイになりさっぱりしたときのご依頼者のほっとした表情も励みになります。こちらも「やってよかった」なと思いますね。

このお仕事は好きですか?

高校卒業して、電器設備会社で現場仕事を学び24歳で起業。ハウスクリーニング系のお仕事だけで17年になりますからね。困っている方を助けられる、人に頼られる仕事というのはこれ以上ないやり甲斐です。周りから大変なお仕事という目で見られますが、高校時代に厳しい環境で野球をしてきただけに体力には人一倍自信があります。だからこの仕事に自信も誇りもありますし、私は身体が続く以上この仕事に従事していくと思います。


インタビュー後記

高校野球の強豪花咲徳栄高校野球部で活躍、自身も2年生のセンバツで甲子園出場したバリバリの体育会系の飯島社長は正に気は優しくて力持ちを地でいく様な現場主義の経営者。お話を伺うと大変な現場を数多く経験されている遺品整理、特殊清掃のベテランです。


今回のインタビューの中で何度も出てきた「困っている人の為になりたい」というフレーズ。これが飯島社長の全てだと思います。24歳で起業したきっかけは家族で仕事をしたかったから。その思いがそのまま社名になったそうです。電器の配線工事まで出来るお部屋片付け、特殊清掃業者「Y.M.T.Kファミリーサービス株式会社」。受注エリアは一都三県ご対応とのこと。あと片付けでお悩みの方は是非相談してみてください。

お問い合わせ

Y.M.T.Kファミリーサービス株式会社

横浜市都筑区中川4-11-9

お電話:0120-50-1862

HP:https://ymtk-fs.com/


*お電話相談の際、『区民ニュース』の飯島さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。