【略歴】
北海道立札幌南高校
全日本空輸株式会社 客室乗務員勤務
有限会社フクワ 代表取締役
有限会社オフ企画 代表取締役
株式会社 寿来 代表取締役
人生の最終章を価値あるものに

一生をかけてその人の為になる仕事を
■ お葬式の仕事につかれた経緯を教えてください
これまで、色々な仕事をしましたが、実はあまり満足感がありませんでした。
【一生をかけてその人の為になる仕事】をしたかったと思っていた矢先に葬儀の葬祭アドバイザー・葬儀相談所を作るという話を友人から聞き、そういう世界もあるのだと話を聞きに行ったところ、人の役に立てるという具体的なイメージが膨らみ、その世界に飛び込みました。
■ 独立をしたきっかけはありますか?
独立を決意したのは、在日大韓民国民団から在日韓国人のお葬式を作ってほしいと依頼があったことがきっかけです。本国で彼らの先祖がされてきた葬儀を日本でもやりたいという要望があり、それをかなえるために独立しました。
彼らの風習などを勉強しながら、日本式の葬式とドッキングさせる新しい形を作ったことでとても喜んで頂けました。いまだにその関係者さんからは当時の屋号である【オフィスグランマ】で呼ばれています。

お客様が安心して頂けることを大切に
■ 独立してから20年以上とのことですが、どのようなことを大切にされていますか?
亡くなった方があると必ず病院までお迎えに伺います。特に初動からお付き合いをすることを心がけています。そのスタイルは創業当時から変えていません。ご遺族は、悲しみの中でもとても不安な気持ちを抱えています。病院の霊安室などで私の顔をみると、とても安心して頂けています。まずは安心してもらうことを大切にしています。
■ 寿来の特徴などありますか?
お葬式の傾向は時代とともに変化しているので、どこの葬儀社も形式については大きな変わりはないと思います。
昔は香典を集めてお葬式をすることが多く、家族の持ち出しは少なく済みました。だんだんと、縁の遠い人には知らせない形式となり、今では極端な家族葬になっている傾向はあります。お客様のご要望だとしても、それに対するリスクなどについてはしっかりと説明するよう心がけています。全てお客様のいうことを叶えるのではなく、アドバイザーとして過去の経験を加味して適切な判断を促すようにしています。
お客様の相談に合わせて、その家庭にあった形をご提案しています。
お葬式をするということは、後々の法要やお墓の問題などにも関連してきますので、親戚間のトラブルに繋がることも少なくありません。
故人が関わった方々が全員満足いただけるようなお葬式ができるよう心がけています。
■ 印象に残ったお葬式はありますか?
実は成功したお葬式はあまり記憶に残っていないのです。お葬式で生じたトラブルなどは忘れられません。
お葬式をされた方々に助かった、とても楽だった、あっという間に終わることができたと言って頂けるのはとても嬉しいことです。
■ 葬儀社選びで大切なことはなんですか?
お葬式は一度きりのことなので、知人からの口コミや紹介は大切にした方がいいと思います。病院の一覧表や、インターネットだけで探すのは少しリスクがあると思っています。失敗しないためにも、事前にご自身が葬儀屋さんと少しでも相談したり、家族と話をしておくことも良いと思います。エンディングノートを作ることもおすすめしています。
弊社でもグランマネットとして、月に一度オンラインセミナーを行っています。
(次回開催は1月20日木曜日18時30分~19時30分:ZOOMにて開催 詳細は問合せ下さい)

オンラインセミナー
■ このお仕事は好きですか?
好きです!!!!!
人のお世話をする、そこで喜んでもらえることが私にとっての最大の喜びなので、この仕事は天職だと思っています。
人生の締めくくりに対する深い問題を一つクリアにする仕事なので、それを解決したときの喜びは他の仕事にはありません。
ご遺族と一緒に、手を貸して故人をお見送りするので私も親戚のような感覚でお手伝いさせて頂いています。
インタビュー後記
お会いした時いつも『ただいま!!』とつい言ってしまいそうな程の安心感を与えてくれる安藤さん。ご家族が亡くなられてしまい、とても傷心されている時、そばに居てもらえたらどんなに心が休まるか簡単に想像できるほどです。
今回、一番印象に残ったこととして、『このお仕事は好きですか?』の質問に対する回答です。
本当に目をキラキラとさせて『好きです!!!』と答えて頂きました。安藤さんの人生をかけて、【人の喜びが私の喜び】として仕事をされており、未だかつてここまではっきりと答えてくれた方はいません。
人はいつかは必ず死にます。これは、誰もが必ず起こる事です。その事実に対して、現在の年齢関係なく一度真剣に考えてみるのもいいのではないでしょうか?その際は是非、安藤さんにご相談ください。
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