若い頃から「自由」を求めていた...

僕の親の世代には....
「ヒッピー」なるものが存在したが....

それは僕の考える自由ではなかった....

現代の一大ムーブメントの
リベラル(自由主義)と言われるもの....

そもそも「自由」を表す言葉は
「リバティ」と「フリーダム」の2種類あるが....

言わゆるヒッピーたちの求める
楽園的な自由を「フリーダム」

社会活動をし、その中に収まりながら許される範囲の自由を求めているのが
「リバティ」なのかなと私は解釈している....

さて、「リベラル」と言うのは
この「リバティ」から来る言葉だから....

リベラルの求める「自由」は
ヒッピーのそれとは根本的に違う....

許される範囲で求める自由...

つまり「選択の自由」であると
私は思う....

リベラル = 選択の自由
こうだと考えたのだが....

そもそも選択の自由は
人を幸せにするのだろうか?

何でも自分で決める権利を主張するアメリカ的思想は....

本当に世界を幸せにするのだろうか?

インドのとある宗教では
結婚相手を自分で決めることは出来ない....

つまり選択の自由はない....

この一つをとって「かわいそう」

自由がない...

そのように思われがちだが....

本当にこの夫婦が不幸なのか?

この結婚で、その後どうなったかを何百件も調査した学者がいた....

するとこうだ....

自由恋愛で結婚した人は、結婚時に幸福度が最も高く....

しかし途中でケンカしたり離婚したり、不満があるが我慢していたり....

幸福度は結婚時をマックスに段々落ちていく....

それに比べインドのこの結婚は
親戚中で娘の結婚相手を考える
この人は経済的にこうだとか、親族が信頼できるとか...

そして実際に結婚する....

すると結婚時は自分の好きな相手ではないから幸福度は低く....

しかし、人生の様々な場面で
ふたりの絆は深まっていく....

自由恋愛では好きだ嫌いだしか見ていないが....

親が見ているのは本人と、その側面までしっかり見ているから、後々それが実感できてくる....

そうして30年後....

それぞれの夫婦の幸福度を見ると....

かなりの確率で、自由恋愛の方が最初は幸福度マックスだったのに、このインドの結婚に負けてしまうそうだ....

「選択の自由」がイコール幸福
の方程式は崩れたことになる....

他にも例はある....

呼吸器に疾患を持って生まれた子供がいたとする

生命維持装置を切り離したら
命はなくなる....

選択の自由アメリカでは....

親が決めなくては
医師は勝手に装置を止めることはできない....

しかしフランスでは....

医師の判断で装置を止めることができる....

母親にこの決断をさせるのが....

命の選択をさせるのが....

本当に幸せか?

選択の自由は....

一生の傷を残すかもしれない....

選択の自由がないこと....

それこそが不幸だと思っている人がいるなら
それは間違いだ....

今の若い世代に拡がる
「リベラル」という考え方

これが選択の自由を求める活動のように見えるが....

若者たちが選択の自由を手に入れることをゴールにしてしまったら....

その先に幸せがあるとは限らない....

今のリベラルは少し方向を修正して

自由主義→幸福主義

と、進化していっては
いかがだろうか....

選択の自由ではなく、その先の「幸福」を
終着駅として活動するなら...

少し活動内容が変わるかもね....

まぁ、大きなお世話かもしれませんがね....

私はリベラルでも反リベラルでもありませんよ....

続きは Instagram で

48 いいね! ('25/01/06 00:00 時点)