母は燃え盛る中でも「絶対に動かない」って。
14歳だった愛知県尾張旭市の遠藤紀子さんは、神戸市須磨区の家の玄関に焼夷弾が落ち、衣類や洋服生地を風呂敷包みにして逃げようとしていた。
母は防空演習で地下足袋を履いた時に足にまめができ、ばい菌が入ったのか、歩けなくなっていた。
神戸大空襲のあった1945年3月17日未明のこと...

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