-ヨコハマアート巡り④-

皆さんはアートに対してどのような印象を持っていますか?
馴染みがないし何だか難しそう、興味はあるけど美術館は敷居が高い、、、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
でも実は、公園や広場、駅前などいつも何気なく通り過ぎてしまう風景の中にもたくさんのアートが存在しているのです。それが私たちの身近にあるアート“パブリックアート”です!
「ヨコハマアート巡り」では、知っているといつものあなたの日常をちょっと彩ってくれる、そんなパブリックアートをご紹介します♪
さあ、アートに出会う旅に出かけましょう!

【The Boundaries of the Limitless】
みなとみらい駅を降り、ステーションコアのエスカレーターへ向かうと壁面に現れるこちらのアート。重厚感のある黒い御影石にネオンの文字が浮かび上がります。刻まれているのは18世紀の詩人シラーによる言葉だそうです。「Boundaries of the Limitless」というタイトルが示すように、「無限」と「境界」という相反するテーマを見る者に問いかけてきます。人々が行き交う中でふと立ち止まり、静けさに触れた時間でした。カラフルではないけれど不思議と目を引く、静かだけれど力強い作品です。
〈作者〉ジョセフ・コスース
〈所在地〉横浜市西区みなとみらい2-3 クイーンズスクエア横浜 ステーションコア

【セダクション】
人々が集うクイーンズサークルの足元の大きな赤い円に散らばる真珠のような白い球体。「誘惑」というタイトルからは華やかなイメージを連想しがちですが、ここにあるのはもっと控えめで繊細な、でも確かな引力です。シンプルでありながら、自然と引き寄せられてしまう魅力を持っています。赤と白のコントラストが柔らかくも印象的な空間をつくり出しています。
〈作者〉立木泉
〈所在地〉横浜市西区みなとみらい2-3 クイーンズスクエア横浜 クイーンズサークル

今回は、静かに存在感を放つ2つの作品をご紹介しました。
忙しい街中で、こうした静けさと対話できる瞬間があること。それが、日常をほんの少し豊かにしてくれます。ふとした場所に置かれているアートたち。そこにはあなたの心をそっと揺らす何かが待っているはずです。

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12 いいね! ('25/06/26 04:00 時点)