=====================================

一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

=====================================



「文春砲」

というフレーズも定着してしまったが、

スキャンダル・暴露・センセーショナルな

見出しに 毎回、盛り上がってますよね。


この間、たまたま本棚で芸能リポーター

という職業を日本で確立させた

故 梨本 勝さんの「噂の作り方」を

見つけて久しぶりに読んでみたら、

かなり「いま」に重なるので

今週はその内容をご紹介させてください。


この本は、

大学講義のテキストとして採用された

日本初の噂入門書だそうです。


「噂を学ぶ―学問としてのスキャンダル」

「噂の作り方からワイドショーの裏側まで

  日本人を取り巻くスキャンダルの秘密を

  学問的に分析した画期的な一冊!

  人間が2人いればかならず噂は生まれる。

  大学講義のテキストとして採用された

  スキャンダル学の決定版!」

  (Amazonより)


1. その場にいない人がうわさになる。

内緒は3日が保持期限

約束を守ろうとする真理、

破りたいとする心理がある、 

この葛藤は時間に反比例する。


2. うわさは特定の人に集まる、

当時は「和田アキ子」に集まったとのこと(!)。


3. 人はうそをつく権利をもっている。

ですから、噂に振りまわされず、

確認する必要あり。

田中角栄、岸信介が危ないといううわさの

ウラをとる。

逆にぴんぴんして、ステーキを食っている、

と確認し、その後、

逆にピッタリくっつき10年もったとか。


4. うわさジャーナリズムのコンセプト

「人間は人間にしか興味がない」


5. 尊敬が関係に変わる法則

尊敬していますと言ったら、「関係してる」


6. 謎は売り物?

「ティッシュでカルビをふいて食べる」

と言う謎を、叶姉妹は売り物にした。


7. 芸能人は、「セレブリティーという消費物」

ところが、人気を芸能人本人が理解していない。

例)田原俊彦の「ビック発言」



かつて週刊新潮の天皇と言われた

故斎藤十一氏は

創刊にあたってのコンセプトを

「うちの基本姿勢は俗物主義」

「どのように聖人ぶっていても、

  一枚めくれば金、女。それが人間」

「だから、そういう人間を扱った

  週刊誌を作ろう、ただそれだけ」

と語っていたそうです。


冷笑的な人間観からの

「知る権利より知る興味」

というのは人間の本性なんでしょうね。




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp