まちの仕事人インタビュー
【一度きりの相続を悔いのない形に】
佐藤和基税理士事務所 代表税理士 佐藤 和基 (さとう かずき) さん インタビュー


佐藤和基税理士は埼玉県八潮市出身。東京IT会計専門学校にて税理士試験の勉強に励み、20代前半で税理士試験を突破。相続税専門の税理士法人レガシィにて経験を積んだ後、法人・所得税を扱う税理士法人ワイズコンサルティングにて顧問業務や法人税務も経験。2014年、豊島区池袋にて「佐藤和基税理士事務所」を開業し、相続税に特化したサービスを提供している。

今の仕事を始めたきっかけを教えてください。

高校時代に自分の将来を真剣に考え、「手に職をつけたい」と思ったのが税理士を目指した最初のきっかけです。職業調べをしていく中で、「独立もできる」「一生続けられる」「人の役に立てる」そんな要素が揃ったこの職業に自然と惹かれていきました。特に数字を扱うことが好きだったので、税理士という仕事は自分にとってぴったりだと感じたのをよく覚えています。

独立開業までの経緯を教えてください。

相続税専門のレガシィでは、多くの相続税申告に携わり、実務の現場で鍛えられました。その後、より広い税務知識を得るため法人・所得税を扱うワイズコンサルティングへ移り、顧問業務や法人税務に携わりました。相続分野に絞って深く関わることこそ自分の使命だと感じ、2014年1月に池袋で独立開業いたしました。以降、地道に信頼を積み上げてまいりました。

「納税者に損をさせないこと」、これが私の信条です。

会社の特徴を教えてください。

当事務所は私一人で運営しており、最初のご相談から申告書提出まで、すべて私自身が一貫して担当いたします。特に力を入れているのが「土地評価」と「生前対策」です。土地は一つひとつ形状や条件が異なるため、必要に応じて現地に足を運び、役所での調査も徹底して行います。また、過去に提出された申告内容を見直すことで、本来納める必要のなかった税金を還付できるケースもあり、そこに専門性を発揮しています。さらに、相続で引き継いだ山林や原野の管理にお困りの方のために、専門業者と連携して、山林や原野を引き取るサービスも提供しております。「誰も使っていない土地なのに、固定資産税だけがかかる」といったお悩みを抱える方にとって、大変喜ばれている取り組みです。

お仕事で大切にしていることを教えてください。

「納税者に損をさせないこと」、これが私の信条です。そのために最初の申告段階でどれだけ丁寧に、かつ正確に進めるかが非常に重要です。また、ご家族の人間関係にも気を配り、不要なトラブルを未然に防ぐことも大切な仕事だと考えています。ご相談を受けた以上は、「お客様に損をさせない」という結果に責任を持つことが、税理士として最も大切だと考えております。ただ丁寧な対応をするだけではなく、専門家として期待されているのは「具体的な成果」ですので、その実現に徹底的にこだわっています。

この仕事のどんなところが好きですか?

相続は人生の節目であり、お客様にとっては大きな不安が伴う出来事でもあります。そんな中で、「申告が終わって安心しました」「ここまでやってもらえて助かりました」と言っていただける瞬間に、この仕事の意義とやりがいを強く感じます。専門性が求められる分野だからこそ、自分の知識と経験が直接お客様の役に立つという実感があります。

今後やりたいこと等、展望を教えてください。

今後については、相続という分野に軸足を置きつつも、本業とは別に「自然に関わること」にも少しずつ取り組んでいけたらと考えております。私自身、山や森、木などの自然が好きで、休日は自然に触れ合う時間に癒やされております。これまで相続業務を通じて山林や原野の課題にも数多く向き合ってきたこともあり、そうした土地を単なる“負動産”とせず、ポジティブに活用できるような仕組みづくりにも、何か関わっていけたら嬉しいです。自然と人とをつなぐ仕事にも関心を持ち続けていきたいと思っています。

インタビュー後記

一つひとつの言葉を丁寧に選びながら、それでいて穏やかな語り口で相続の本質を語る佐藤さん。その姿勢の裏には、「一度きりの申告を、後悔のないものにしたい」という強い信念が感じられた。机上の知識ではなく、現地を歩き、人の想いを受け止めながら積み重ねてきた経験が、多くのご家族を支えているのだと実感した時間だった。

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