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納骨する期限ってあるんですか?
(2年前の記事です) 掲載日:2022/10/10
葬儀を終えたのですが、まだお墓がありません。四十九日までに納骨をしないといけないと聞いたのですが、お墓が決まるまでは家に置いておいても良いのでしょうか?
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

「納骨は四十九日までに行わなければいけませんか?」というご質問は実に多くいただきます。
納骨の期限や時期についてのご説明をいたします。
納骨は、すでにお墓を持っている場合は四十九日を目安に行うことが一般的です。故人様は亡くなった後すぐに四十九日間の旅に出発します。浄土へ向かう旅です。仏教の流れでは無事に浄土へ到着した四十九日の法要を営み、納骨となるわけです。
しかし、法律的には納骨を○○までにといった制限はありません。
何年、何十年も自宅に置いていても問題はありません。
「心の整理が着いてから…」
「お墓もこれからだし、樹木葬も考えたい」
「一年間は自宅で一緒に過ごそう」
「あと〇年で金婚式だから、その時まで…」
お気持ち重視のご納骨で、どのタイミングで納骨しても大丈夫です。
その大前提に供養の気持ちをきちんと持つことが当然のことながら大切になります。ないがしろにしてはいけません。
また、葬儀後にお墓を新たに購入する方は、お墓の場所を選んで墓石を建てて等の準備を整えるには四十九日までの時間では無理に等しいです。四十九日の法要だけは済ませ、納骨はお墓が決まってから…でも良いのです。
納骨先も選べる時代です。樹木葬、海洋散骨、永代供養墓、納骨堂など選択肢も多岐に渡ります。
納骨を決めるまでの期間は、ご家族と故人様にとって相応しい供養の形を選択できるゆとりの時間と捉えてもよいのではないでしょうか。
なお、菩提寺様がいらっしゃる方は独断(勝手に)で判断してはいけません。お寺様(宗派)の習わしもありますので、お寺様とご相談の上、ご納骨の流れを踏んでいただけたらと思います。
ご質問を多く頂いています。回答には時間がかかる場合があります。