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茨城の義父が亡くなり、1年以上過ぎました。
(1年前の記事です) 掲載日:2023/12/21
去年はあまり気にしてなかったのですが、1年以上もそんな話が出ないのが最近になって不思議に感じ始めました。私の実父母は健在で、まだそういったことに直面したことがありません。
主人の家は農家でのんびりとした家系です。資産と言っても価値の殆どない畑と田舎の家だけです。多分農家の家系でお金に無頓着で、後になって相続した場合、相続税を滞納していたことになるとかいう話に主人が巻き込まれさせたくないなと今年になって感じ始めました。
別に私達が茨城で農家をやるわけでもないので、主人が茨城の土地をもらっても仕方ないのですが主人に何も印鑑やサインを書類にくれなどとお兄さんが言ってこない事が最近不審に思う次第です。次男の嫁の私が言い出すと、財産をあてにしていると思われるのが嫌ですが、それ以上に長男に対し、次男の主人が実家に対して言い出す感じではないです。どうしたらいいでしょうか?
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

『相続』を『争族』にしないために今からできることは?
将来の相続に向けて考えることはとても大事なことですね。
いざ、相続が発生してしまうと、税金も含めもっと対策をしておけばよかったと感じている方はまだまだ多くいらっしゃるのが現状です。
「争う家族」=「争族」とならないよう、今からできることを2点ほどお伝えいたします。
1 財産価値の把握
今回の場合、ご自宅と畑等の不動産がメインになりますが、現状の評価額はどのくらいなのでしょか。価値が低い不動産も広さによっては相当の金額になります。
不動産を含めた財産確認し、予め相続税が発生する財産額かどうかを認識しておく必要があります。
2 生前からご家族での話し合いが重要
これが一番大事な対策といっても過言ではありません。やはり、ご本人が自身の相続に対してどのように考えているのか、ご本人を含めご家族全員話し合い、共通認識を持ちましょう。
はじめはなかなか話し難い内容かもしれませんが、みなさん頭の片隅には必ず不安を抱えているものです。思い切って話をすることで、先々の相続が円満に進むことが多くあります。
簡単ですが、2点お伝えしました。
円満争族に欠かせないのが、生前からの共通認識=話し合いです。年末年始や夏休みなど、皆さんが集まるタイミングで是非一度話し合いの場を設けてみてはいかがでしょうか。
弊所では個別のご相談も無料にて対応しております。具体的に詳しい話を聞きたいという方は、お気軽にご連絡ください。
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