今回、プロレスリング・ノアで活躍中の
プロレスラー・大原はじめ選手にインタビューしました。
地元・川崎への思いや地域活動、今後のプロレスラーとしての展望、
そして毎年恒例となっている地元凱旋試合「カルッツかわさき大会」への
意気込みを語っていただきました!
●川崎生まれの川崎育ち!
中原区出身の大原選手は、2024年度「中原区一日警察署長」を務め、
地域の安全を守る「わんわんパトロール」の普及活動や防犯啓発イベントなどに
積極的に参加しています。
「地元に貢献したい!」という熱い思い
プロレスラーというハードな職業をこなしながらも、
地域への貢献に強い思いを持ち、さまざまな活動に取り組む大原選手。
その代表的な取り組みの一つが「健康体操教室」です。
“肉体が資本”ともいえるプロレスラーの世界。
日々のトレーニングやボディケアで培ったノウハウを活かし、
「プロレスラーが教える!健康体操教室」として、
地元の高齢者や子どもたちに向けて体の動かし方や筋力のつけ方などを指導しています。
実際に、杖をついて参加した高齢者が、数ヶ月後には自力で歩けるようになったという
エピソードも。
また、介護施設での支援活動や、小学校での講演など、
地域とのつながりを大切にしたボランティア活動にも力を入れています。
●唯一無二の“高校教師プロレスラー”!?大原選手のもうひとつの顔
大原選手は現在、星槎大学で教職課程を履修中。
将来の「高校教師」を目指して、先日、星槎高校で教育実習を行いました。
この高校は、不登校の生徒を受け入れる不登校特例校。
現在では「学びの多様化学校」と呼ばれる新しい教育モデルの
ひとつとして注目を集めています。
担当科目は「地理・歴史」。
日本史探究と歴史総合の授業を受け持ちながら、
週末はプロレスリングにも立つという、まさに“二刀流”の活躍ぶりです。
教育実習後には、学校からの特別授業の依頼が増え、
実習が終わった今も、教壇に立つ機会があるそうです。
自身の過去が、今の生徒に勇気を与える。
大原選手は、自身の過去をこう語ります。
「実は私も、中学にはあまり通えていなかったんです。
卒業後は高校には進学せず、すぐにプロレスの道を選びました。
でも、ずっと心のどこかに“学び直したい”という思いがあって。
32歳のとき思い切って夜間高校に通い、現在は大学生です。
授業の中で『先生は数年前まで中卒だったんだよ。だから大丈夫』って言うと、
生徒たちはふっと笑顔になってくれるんです。
きっと、“世の中にはこんな生き方もあるんだ”って思ってくれたんでしょうね。
もしそれで、『自分もやっていけるかもしれない』って思ってもらえたなら、
本当にうれしい。」
自身の経験を包み隠さず伝えることで、
生徒たちに寄り添い、勇気を与えている大原選手。
プロレスラーとしてだけでなく、教育者としても“唯一無二”の存在として、
新たな道を切り拓いています。
●地元への想いをリングに込めて
『カルッツかわさき大会 8.11』に向けて
今年、プロレスデビュー21周年を迎える大原選手。
昨年の20周年記念大会では、
公私ともに親交のある山田邦子さんが花を贈ってくださいました。
今年8月11日(月・祝)に開催される「プロレスリング・ノア カルッツかわさき大会」には、
自身が教える学校の生徒たちが応援に駆けつけてくれる予定です。
「今回は、“先生”としての姿だけでなく、
“プロレスラー”としての自分を見てもらえるチャンス。
<可能性は一つじゃない>
年齢に関係なく、挑戦し続ける姿を、生徒たちにも、
地元・川崎のみんなにも見せたいと思っています。」
プロレスという舞台を通じて、大原選手が届けたいのは「元気」と「勇気」、
---そしていつもの決めゼリフ---
「ムイビエン!(スペイン語でvery goodの意味。大原選手の必殺技のひとつ)」
「ムイビエンな夏休みの思い出を、リングの上から届けたい。
ぜひ、カルッツかわさき大会に遊びに来てください!」
【カルッツかわさき大会への観戦申込方法】
プロレスリングノア公式HPもしくは大原はじめさんに直接ご依頼ください。
プロレスリングノア公式HP
大原はじめさんフェイスブック
https://www.facebook.com/hajimeohara.wnc
*大原はじめさんにコンタクトをとる場合は、
一言「区民ニュースを見た!」と初めにお伝えください。
カルッツかわさきへのアクセス方法は下記をご確認ください