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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる
という意味。
何事を始めるにも良い日ともされ、
仕事始め、開店、出店、お金を出すことに
吉であるとされる。
一粒のヒントやアイデアが
あなたの運を万倍にする。
ビジネス評論家石塚 毅の
ビジネス系開運コラム。
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人の好さが画面に伝わってくる芸人さんの衝撃的な
ニュースには本当に驚きました。ご冥福をお祈りします。
1、配車アプリ「GO」は本当に便利!
自宅の目の前だろうが、国道のど真ん中だろうが
短時間でつかまって、すぐに来てくれます。
待ってる3~4分で目的地も入れておけば、
道順を説明する必要もありません。
支払いは登録したクレジットカードで引き落とし。
だから支払い自体が不要です。スゴイ時代です。
2、タクシー業界は二極化が進んだ
(日経MJ 5月16日3面
日本交通会長 川鍋一朗氏インタビュー)
「タクシー業界は配車アプリを積極的に使って
いるか、否かで差が開きました。日本交通では
アプリ経由の輸送件数は全体の4割です。」
「1人あたりの売上は2019年の水準に肉薄
している」
「5年前は平均10分。いまは乗車まで平均5分
を切っている」
「乗務員の平均(年齢)は60歳前後。アプリ
からの注文に応えてくれる乗務員が足りないことが
普及のボトルネックだったが、コロナで手を挙げる人
が激減。しかしアプリを使うお客様はそこそこいた。
乗務員は食うためには仕方ない、と考え対応する
ようになった。いまは99%以上の乗務員がアプリ
に対応するようになった。」
「タクシーの需要は落ちたが、アプリ経由は昨対で
160%。最近は女性がとても増えている」
「課題はシニア層への浸透。アプリのアップデートで
ログインし直し、となりID・パスワードがわからない
などが多い。だからコールセンターなどリアル接点を
増やすことを検討する」
「新卒採用を拡大。今春は300名採用。うち
女性が100名以上入社した」
「親御さんが入社に反対しても、先輩の女性社員が
説明すると会長の自分よりも説得力がある」
「タクシー乗務員の仕事は変わりました。車もキレイ、
アプリで仕事を受ける、小銭はジャラジャラしない。
防犯対策もしっかりしている」
久々に新聞記事を2度読み直しました。
この記事にはこれからのビジネスの未来へのヒントが
満載です。川鍋社長と筆者は同い年ですが、
こんなにも違うのですね。グウの音も出ません。
完全脱帽です。本当にスゴイ!
(了)
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に
裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。
話がおもしろい!と評判。
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