
司法書士フォワード総合事務所
代表司法書士 稲田紘一さん
茨城県土浦市出身、昭和58年7月生まれ。茨城県立竹園高校、関西大学法学部法律学科卒。
大手不動産仲介会社や公益社団法人地域医療振興協会職員を経て、司法書士事務所勤務。2018年11月司法書士フォワード総合事務所を開設。
不動産登記や相続業務を中心とし、会社や法人の登記、医療法人の設立支援なども行う。
趣味はイスラエル発の格闘技、クラヴマガ。
司法書士事務所開設までのご職歴を教えてください。
大学卒業後、住友不動産販売株式会社に入社し、東京都港区を中心に土地・戸建・マンション・商業ビルなどの不動産売買仲介業務を行っておりました。
その後全国の医師や看護師の医療技術トレーニングに関する講習会の企画・運営、それらを行う施設の開設・運営などを担う公益社団法人地域医療振興協会で勤務しておりました。
しかし20代に従事していた不動産業界に知り合いも多く知識もありましたが、将来の自分を見つめ直した時に不動産業界に出戻ろうとは思いませんでした。
そこで一心発起、都内の司法書士事務所で修行をしながら試験勉強し、2018年11月に現在の事務所を設立し独立しました。

ある一言がきっかけで司法書士を目指すことになる
不動産業界から司法書士に転職とは変わったご経歴ですね。
よく言われます(笑)。住友不動産販売在職時代にある司法書士に「決済の時に不動産屋がしゃしゃり出て仕切るな!」と言われたことがありましてね。馬鹿にされたというか見下されたのがどうしても悔しくて。私自身自分の仕事に自信と責任を持ってやっていた自負があったものですからいつか見返してやりたいと思っていたところはあります。
それは失礼な司法書士さんですね。
まあそれが私のエネルギーというか資格取得の原動力ですね。あの頃はまだ若かったですから(苦笑)。
お仕事時に大切にしている事って何ですか?
スピードや内容について、できる限りクライアントの要望に応える。一緒に解決策を見出していく。ただし、できないことはできないと申し上げる。これに尽きますね。
司法書士として記憶に残るお仕事を教えてください。
相続人のお一人が米国に帰化されてしまい、かつ行方不明だった事案があり、様々糸口から捜索し、本人にたどり着き、やり取りを重ね、手続きが完結されたときには、とてつもない達成感がありましたね(笑)。
お客様から言われて嬉しかった一言
「稲田さんで良かった」正直申し上げて、司法書士の業務は、誰が行っても変わらないものも多いので、これは何よりのご褒美フレーズですね(笑)。
このお仕事はお好きですか?やりがいは何ですか?
司法書士といいますと、あまり目立たない職種ではありますが、不動産のご購入や相続という人生の重要なシーンにおいて不動産登記という面においてサポートさせていただく役柄は、重要な財産、権利を守るという意味合いにおいてやりがいを感じますね。
地域活動はされていますか?
事務所設立して約4年ですが、独立して間も無くコロナ禍ですから正直なところ地域の司法書士としての社会的任務と申しますか、活動ができているかとご質問頂きますと出来ていないのが現状です。今後は遺言作成や終活に関する相談会なども行っていきたいですね。

インタビュー後記
インタビュー中、常に物腰柔らかい語り口でお話頂いた稲田司法書士。不動産業界から司法書士への転職という変わり種の経歴も、「今となっては多くの不動産業界に人脈があることが常に相場を調査する為に欠かせないもの」と語ってくれました。
ご相続や遺言作成時にご依頼者様にその経歴をお話をすると価格の相場に関してのご相談や適切なアドバイスを求められることも多いとか。
また不動産会社勤務後に転職した医療関係の職務を経験したことで医療法人の設立のご相談依頼も多いとのことです。
ご相続や事業承継、医療法人の多岐に渡る権利関係等でご相談相手をお探しの皆様!稲田司法書士にお話をしてみては如何でしょうか?
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