本日から新札が発行されました。
新しい一万円札の肖像、渋沢栄一は上野東照宮と縁の深い人物です。

現在上野東照宮に徳川吉宗公がお祀りされているのは、渋沢栄一のはたらきによるものです。
吉宗公合祀のため奉賛会を設立、会長に就任し、内務省の許可を得た後、合祀されました。

大阪にあった川崎東照宮が明治維新の影響で廃絶した際には、当時の上野東照宮神職や他の有志らと共にその灯籠の買い取りと上野東照宮への移設に尽力しました。
現在それらの灯籠は、不忍参道の石段の上から五重塔方面に進む参道の左右にあります。

また、東京三百年祭の祭祀が上野東照宮で行われた際には委員となり活躍しました。
大河ドラマ「青天を衝け」では祭祀のあとの直会で旧幕臣と旧交を温めるシーンが感動的でした。

大政奉還後の慶喜公が公爵となった時は大変喜び、慶喜公叙爵祝賀会発起人となり上野東照宮で発起者の会合を行ったという記録もあります。

江戸時代という平和な時代を作った家康公と、中興の祖と言われ財政難の幕府を救った吉宗公を尊敬した渋沢栄一は、慶喜公と長きに渡り温かい交流がありました。

その三柱(三将軍)を祀る上野東照宮とは大変縁の深い方でした。

お参りの際にはぜひその足跡を感じてみてください。

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535 いいね! ('24/07/08 20:01 時点)