.
【芸術の先生】

「芸術は教わるものではない。」
「芸術など教えられるものではない。」

よく聞く話で、私も大賛成だ。

しかしながら、私はこれまでたくさんの先生からあらゆる機会で自作についての批評や会話の中から、作品についての考え方、取り組み方、書の美について教えられてきた。

少なくとも私が関わりたいとその機会を求めてきた先輩方は、何かの恩義や見返りなどの一切を求めず、ただただ純粋に書の同志として接し、自分の書の歩みを踏まえて様々な言葉をかけてくれた

そんなたくさんの言葉から、自分の必要たることを選択し栄養としてきて、今の私の書があることは言うまでもない

正しい書の追求とは何なのか
美しい線とはどういう内容であるのか
書に生きるとはどういうことか

これらを深く考える機会を
いただいてきたように思う

これは教わるということではなく
人と人との交流から生まれるもの

この交流がなければ、今ごろ私の書は、
最近世に溢れるやたらと派手に着飾った騒がしい書や、芯の通らない骨抜きの書、いいかげんで格調の低い書になっていたように思う

まあまだまだ私の書は
そんな事を語れる程にはないのであるが

つまりは自身が深く書を楽しみ、学び、交流し
そしてここから得た実体験をもとに、私も近くの同志に、先輩方からされたように、敢えて言えば、
「芸術を教えて」いきたいと思う

「創作への道」研究会
拙作はNO.6

酔いの帰路の新幹線にて
つれづれと

#創作への道 #書道教室#東京書道教室#浅草橋書道教室#日本橋書道教室

続きは Instagram で

73 いいね! ('24/05/09 16:33 時点)