上野東照宮には藤堂高虎の奉納した銅灯籠があります。
主君を変えながら傷だらけで乱世を生き抜き、築城の名手と讃えられた高虎は晩年の家康公を支え、外様大名ながら強く信頼されました。

家康公は危篤の枕元に高虎と僧の天海僧正を呼び、「三人ひとつ処に魂鎮まるところを作って欲しい」とご遺言なさいました。それが当宮の起源です。
家康公の願いは叶えられ1627年に藤堂高虎の外屋敷地であったここ上野の地に家康公•高虎•天海を神としてお祀りする上野東照宮が創建されました。
その際に高虎が奉納したのがこの「高虎灯籠」です。
神楽殿の向かい、絵馬掛けのそばにございます。「高虎」のお名前もはっきりと残っております。

明治時代の神仏分離令により藤堂高虎と天海僧正は祀ることができなくなり、現在のご祭神は家康公、吉宗公、慶喜公の三柱となっています。
しかし現在も御朱印の中央には明治時代初期から使っている印を押しており、そこには当時のご祭神のお名前として藤堂高虎の名前を見ることができます。
お参りの際は高虎灯籠や御朱印をぜひご覧くださいませ。

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