40代ビジネスマンの悩みのひとつとして『腰痛』を挙げる方は結構いるのではないでしょうか。「もう、若かくないよなぁ~」なんて思いながら、軽めのストレッチで誤魔化す日々という方も少なくはないと思います。

 

以前、このような記事を見つけました。「体幹トレーニングより大切!?腰痛になったらまず胃腸を整えよう!」私は、「胃腸を整える??」どういうこと??って思ってしまいました。

 

記事によりますと、比較的多くの方が勘違いしていることですが、腰痛は骨が原因ではないということがよくあるのだそうです。おそらく「ヘルニア」という病名が腰の痛みの中でも最たるものとしてみなさまに認知されていると思います。その影響からか「腰痛=骨に異常」というふうに勘違いする方がいるのかもしれませんが、腰痛の原因は大抵の場合筋肉の炎症だそうです。

 

しかしながら、胃腸と腰痛、何の関係も無いようにも見えますが、実は思っている以上に関係しているようです。

 

胃腸が弱ると、人体の中でまず背中側の筋肉が緊張をし始めます。人間の筋肉というのはそのほとんどが対になっており、お互いを引っ張り合いながら支えています。

背中側の筋肉(脊柱起立筋)が緊張をし始めると、それにつられるようにお腹側の筋肉(腹直筋)も緊張し始めます。

 

胃腸が不調を訴え始めると、人間はまず甘いものや脂っこいものなど、即エネルギーになる食べ物を欲しがろうとします。ただ甘いものや脂っこいものは即エネルギーに変わる反面、消化器官に多大なストレスを与えます。

 

弱っている身体はできる限りのカロリーを摂取しようとしているので食欲はグングンと増します。その欲に任せて過剰に食べると、ただでさえ弱っている胃腸に追い打ちをかけるかのような負担をかける結果となってしまいます。

 

こうしてさらにストレスをかけられた胃腸は悲鳴をあげ、それを何とかして守るために脊柱起立筋と腹直筋はこれまで以上に緊張し始めます。こうなるともはや筋肉たちが限界を迎えるのも時間の問題です。限界ギリギリの状態で何とか持ちこたえている脊柱起立筋と腹直筋ですが、ここに普段、筋肉が対応できる伸縮速度やタイミングからちょっとでもずれてしまう動きが加わると、ぎっくり腰を発症しやすくなるのだそうです。

 

今回、何故このようなことを書かせていただいたのかというと、ある日、病院にお亡くなりになった方を迎えに行った時のことです。病院では比較的若めのご夫婦が霊安室の前にいらっしゃいました。お亡くなりになられたのはこのご夫婦の息子さんです。

 

数日前から「背中から腰が痛い」と何度も言うので「病院に行って来な!!」と言ったところ、自分で運転して病院に向かったそうです。そして、そのまま精密検査をした後、即入院となり、翌日に帰らぬ人となってしまったのだそうです。

 

よく、心筋梗塞などの病気も背中や腰が痛いという、いわゆる「前触れ」があるそうで、私の知人のお父さんも50代の若さで、腸閉塞という病気でお亡くなりになったのですが、知人の話しだとやはり「最近、腰が痛い」と言っていたそうです。

 

おそらく、いつもとは違う腰痛の感覚だったと思うのですが、それらは自分自身が申告しないと周りの人間は気付かないレベルだと思うのです。急にお亡くなりになって、とても大変な思いをするのは何を隠そう残された家族だと思います。

 

健康に気をつけることも立派な終活のひとつであり、相続などでご家族に迷惑をかけない方法のひとつだと思います。是非、少しでも気がかりであれば、改善できるところから始めましょう!!と自分に戒めるのでした!!

 

 

こちらのブログをご覧のお葬式のご相談をご希望されている方は、メールにてお葬式の事前相談を実施しております。あなたがもしもの時に慌てない為にも是非ご活用ください。d.kobayashi.sousaidr1@gmail.com (1級葬祭ディレクター  小林大悟  相談メール)

 


著:一級葬祭ディレクター 小林大悟