三が日の賑わいと比べ、お客様の数は落ち着き境内は穏やかさを取り戻しています。
さて今日は1月6日。毎年この日には各地で消防出初式が行われますが、その起源は江戸時代、定火消によって上野東照宮で行われたものと伝えられます。
多くの被害を出した明暦の大火の後、幕府により定火消という消防組織が制度化されました。万治2年1月4日(1659年2月25日)、結成された定火消が上野東照宮に集結し気勢をあげました。これは出初めと呼ばれ、その気勢は大火後の復興作業に苦しんでいた江戸の住人の心に希望を与えたと言われています。
それ以降、毎年1月4日に上野東照宮で定火消による出初が行われるようになり、出初め式の名前が生まれました。
その後、出初め式は各地に広がり、梯子乗りや纒回し、木遣り歌などは新春の恒例行事として定着しました。
現在の出初め式は上野東照宮ではなく消防庁の会場や各地の消防署で行われますが、江戸時代と同じく多くの人を集めています。
大火の後の人々を勇気づけた出初め式が、今では年の始めに無事故無災害を願い防災設備を確認する良い機会となっています。
威勢の良い江戸の火消しに思いを馳せながら穏やかな境内を散策なさるのはいかがでしょうか。

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