今日のご飯は『美味しい』と『旨い』どっちでしたか?
『美味しい』は1口目のインパクトは無いが、食材の味の余韻が染みわたっていくような味。
『うまい』は1口目のインパクトから味覚を刺激して、すぐに次の一口を誘発する味。
この大雑把な味の区分けでいくと今の社会にあるほとんどの料理は『旨い』になる。
みんな大好きな生姜焼き、ラーメン、カレーライス、ハンバーガー、フライドポテトなどがその代表的な料理だ。
身近で出来る『美味しい』ご飯となると土鍋で炊いたご飯、引き立ての出汁で作るお味噌汁、焼き鮭に自家製の漬物はどうだろう。(豚汁は美味しいと旨いのせめぎ合いだ!)
小さな子供達にはもの足りなく、翌日も同じものが食べたいとは思わないだろう。
この年齢になると(40歳一歩手前!)『旨い』よりも『美味しい』ご飯を求めて家の冷蔵庫を物色したり、町を徘徊してみるがどうやら出会うことがなかなか難しい世界のようだ。
『美味しい』を作り上げるパーツは一体なんなのか。
1.食材が主役である。
2.食材、調味料が調和している。
3.脂質は極力感じない
1.の考察『生牡蠣』
なんの調理もせずにそのまま食べるのが本当に美味しい(レモンかけない派です)。
食べた瞬間に広がる海の香りと、塩味、そして噛んだ時の牡蠣の甘味、もうこれ以上のバランスはない。
基本的に本物の食材はそれだけで『美味しい』。(スーパーに並んでいる野菜や肉は調理して『旨く』しなければいけない)食材の味を主役にして、他の調味料はその食材の味をひき立てる為に使われている料理が『美味しい』料理の第一条件。
2.の考察『麻婆豆腐』
麻婆豆腐は辛味、塩味、甘味のバランスを調和させないといけない料理だ。よくありがちなのは山椒の味が際立ち過ぎて他の味を消してしまうパターン。麻婆豆腐において最も難しいのが豆腐の味をしっかり残すことだと思っている。調味料の味に負けて豆腐がただ調味料という服を着させられたマネキンになってしまってはダメなのだ。麻婆豆腐の名の通りしっかりと豆腐の味も調味料の中にしなければいけない。
3.の考察『背脂らーめん』
人間は遺伝子的に脂が好きだ。今までの人類史の中で圧倒的に飢餓の時代(食べ物が足りていない時代)が長く、その環境下で生命維持には脂質が必要だった。種族保存の為に人間の遺伝子は脂を摂取すると幸せホルモンが出るように作られている。すなわち料理に油が入ってくると『美味しい』から『旨い』にメータは振れていくように思う。
家庭の冷蔵庫を開けても、町の飲食店(日常使い出来る)でも『美味しい』料理となかなか出会えない理由はそもそも美味しい食材を購入することが難しいからのように思う。
美味しくない食材を『美味しい』料理にすることはできない(と言い切ってしまう)。
美味しくないリンゴでもアップルパイを作れば『旨い』ケーキが作れる。
家庭の冷蔵庫と町に『美味しい』料理が溢れるにはどうしたらよいのだろう。
トランプ大統領みたく明日から冷蔵庫を使用する家庭と企業には120%の税金をかけるのはどうだろう。
冷蔵冷凍の機能を失った社会のスーパーマーケットには春は山菜・タケノコ、夏はトウモロコシ、秋はサツマイモ・かぼちゃ・(秋刀魚(子供のころ食べていたものと比べて最近のものは本当に美味しくなくなった)、冬は…(すいません。出てきません。)しか並ばなくなるだろう。
どれもシンプルに茹でる、蒸す、焼く、煮るで最高に『美味しい』料理になる。
いや、東京の外れの立川には地方で取れた季節の野菜や魚が届かなくなり、なんとか生き延びるために脂を摂取する生活が始まってしまうのか。家庭の冷蔵庫を物色することも出来なくなる!
明日も美味しいご飯を求めて町を徘徊します。
いい日々のご飯はどっちなんでしょう。
それは食べてからのお楽しみです。
ご来店お待ちしております。
#立川
#立川市
#tachikawa
#立川グルメ
#立川ランチ
#立川カフェ
#立川市高松町
#グリーンスプリングス
#greensprings
#多摩
『美味しい』は1口目のインパクトは無いが、食材の味の余韻が染みわたっていくような味。
『うまい』は1口目のインパクトから味覚を刺激して、すぐに次の一口を誘発する味。
この大雑把な味の区分けでいくと今の社会にあるほとんどの料理は『旨い』になる。
みんな大好きな生姜焼き、ラーメン、カレーライス、ハンバーガー、フライドポテトなどがその代表的な料理だ。
身近で出来る『美味しい』ご飯となると土鍋で炊いたご飯、引き立ての出汁で作るお味噌汁、焼き鮭に自家製の漬物はどうだろう。(豚汁は美味しいと旨いのせめぎ合いだ!)
小さな子供達にはもの足りなく、翌日も同じものが食べたいとは思わないだろう。
この年齢になると(40歳一歩手前!)『旨い』よりも『美味しい』ご飯を求めて家の冷蔵庫を物色したり、町を徘徊してみるがどうやら出会うことがなかなか難しい世界のようだ。
『美味しい』を作り上げるパーツは一体なんなのか。
1.食材が主役である。
2.食材、調味料が調和している。
3.脂質は極力感じない
1.の考察『生牡蠣』
なんの調理もせずにそのまま食べるのが本当に美味しい(レモンかけない派です)。
食べた瞬間に広がる海の香りと、塩味、そして噛んだ時の牡蠣の甘味、もうこれ以上のバランスはない。
基本的に本物の食材はそれだけで『美味しい』。(スーパーに並んでいる野菜や肉は調理して『旨く』しなければいけない)食材の味を主役にして、他の調味料はその食材の味をひき立てる為に使われている料理が『美味しい』料理の第一条件。
2.の考察『麻婆豆腐』
麻婆豆腐は辛味、塩味、甘味のバランスを調和させないといけない料理だ。よくありがちなのは山椒の味が際立ち過ぎて他の味を消してしまうパターン。麻婆豆腐において最も難しいのが豆腐の味をしっかり残すことだと思っている。調味料の味に負けて豆腐がただ調味料という服を着させられたマネキンになってしまってはダメなのだ。麻婆豆腐の名の通りしっかりと豆腐の味も調味料の中にしなければいけない。
3.の考察『背脂らーめん』
人間は遺伝子的に脂が好きだ。今までの人類史の中で圧倒的に飢餓の時代(食べ物が足りていない時代)が長く、その環境下で生命維持には脂質が必要だった。種族保存の為に人間の遺伝子は脂を摂取すると幸せホルモンが出るように作られている。すなわち料理に油が入ってくると『美味しい』から『旨い』にメータは振れていくように思う。
家庭の冷蔵庫を開けても、町の飲食店(日常使い出来る)でも『美味しい』料理となかなか出会えない理由はそもそも美味しい食材を購入することが難しいからのように思う。
美味しくない食材を『美味しい』料理にすることはできない(と言い切ってしまう)。
美味しくないリンゴでもアップルパイを作れば『旨い』ケーキが作れる。
家庭の冷蔵庫と町に『美味しい』料理が溢れるにはどうしたらよいのだろう。
トランプ大統領みたく明日から冷蔵庫を使用する家庭と企業には120%の税金をかけるのはどうだろう。
冷蔵冷凍の機能を失った社会のスーパーマーケットには春は山菜・タケノコ、夏はトウモロコシ、秋はサツマイモ・かぼちゃ・(秋刀魚(子供のころ食べていたものと比べて最近のものは本当に美味しくなくなった)、冬は…(すいません。出てきません。)しか並ばなくなるだろう。
どれもシンプルに茹でる、蒸す、焼く、煮るで最高に『美味しい』料理になる。
いや、東京の外れの立川には地方で取れた季節の野菜や魚が届かなくなり、なんとか生き延びるために脂を摂取する生活が始まってしまうのか。家庭の冷蔵庫を物色することも出来なくなる!
明日も美味しいご飯を求めて町を徘徊します。
いい日々のご飯はどっちなんでしょう。
それは食べてからのお楽しみです。
ご来店お待ちしております。
#立川
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('25/02/05 22:02 時点)