第116回地域の社会資源を創り上げる会議事録

日時:令和6年9月25日(水)18時30分~20時30分
場所:たちばなホーム 
参加者:言語聴覚士・ケアマネージャー・施設介護・サービス提供責任者・僧侶(順不同)
司会 小谷
今回のテーマは、「セルフネグレクトについて」と題して行いました。
・セルフネグレクトとは、自己放任といわれ、不潔で悪臭のある身体・不衛生な住環境・地域の中での孤立が問題となる。
・お風呂に入らない。客観的に見て、不潔だと周りが思っても、本人はお風呂に入らない。在宅生活は厳しいと思っても、本人は施設に入りたくないとおっしゃる。こちらには強制出来ないので、様子を見ていき、なるべく本人の不利益にならないようにしていくしかない。
・セルフネグレクトは、周りが困るが、本人は困っているように思えない感じがする。
・措置制度で、施設に入所出来る市町村もある。
・何故、セルフネグレクトをする人が出てくるのか?精神疾患や心理的な要因があるのか?
・日本では、精神疾患=異常者という認識がまだ強く、カウンセリングを受けない。海外では、普通の人でもカウンセリングを受けたりする。うつ病等誰でもなりやすいが、精神疾患を話しにくい部分がある。
・体重の増減は気にしている。体重が減る。体重が増える。何かの要因があるのかな?と気にしている。
・マインドフルネスを活用したらいいと思う。
・介護者のストレスや、身体の異変にも気にするようにする。

参加者のアンケート
・「セルフネグレクト」どういうことを言うのだろう?と想い参加したが、介護の世界では、当然「治療やケアが必要することを全く拒否する人達」を呼ぶとのことで、では「その人達は何故そうするのか?」に関しては、精神障害ということで扱えること以外は、なかなか難しく、お手上げ的なところもある。と想いました。
・力を付けていくためには、色々知って学んでいかかないといけないと思います。
・セルフネグレクトをつないでいくためにはどうしたら良いのかといつも考えてしまう。
・マインドフルネスに興味がわきました。やってみたいと思います。
・体重が減少する事は、注意していましたが、今後は急な増加も気を付けて、マネージメントしていきます。
・セルフネグレクトは、本人のこだわり等もあり、難しいですね。みなさんの想いが聞けるだけでも楽しい会でした。


編集後記
セルフネグレクトの解決するのは難しいですが、福祉はどこまでその人に寄り添えるのか?それを問われている気がします。
福祉に正解はなく、その人の不利益にならないようにしていく。それをどうやって分かってもらうか?
それは、関わる人達が取り組む課題である。

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4 いいね! ('24/10/04 16:34 時点)