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親と相続の話をしたいのですが・・・
(1年前の記事です) 掲載日:2024/01/14
親が70代になり、まだまだ元気で居て欲しいと思っているのですが、早い段階で、一度、相続について、話をしたいと思っています。
財産がどれくらいあるか、全然分からないのですが、多分税金はかかると思います。その税金がどれくらいなのか、どれくらいの腹積もりでいればよいか。
また、実家は、兄弟のうち誰に相続させたいと考えているのかなど、考えを聞いておきたいと思っています。どのタイミングでどういう風に話すのがいいのでしょうか。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

私がお答えします。
子ども世帯からすると、いちばん知りたいことは「親の資産がいくらあるか」。これは親の資産を取ってやろうと思っているのではなく、それによってこれからの来たるべき介護の際にどうしたらいいか、判断の材料として情報が欲しいのです。
一方親世帯からすると、死ぬのを待っているのか(財産を狙っているのか)!と感じて、怒り出してしまう!と言う結果も多々あります。
ここはしっかり話しておきたいですよね。
いきなりお金の話ではなく、「思っている通りにできるだけしたいと思っているから、考えを教えて」とまず、最期を自宅で過ごしたいのか、施設で過ごしたいのか、治療はどこまで望むのかとか、そんなことを話せたらいいですよね。
自宅で過ごしたいなら、リフォームせずに大丈夫なのかとか、訪問医療をしてくれるドクターを一緒に探そうとか。
そんな話の中から、認知症になってしまったらせっかく貯めたお金がブロックされてしまって、思い通りに使えなくなるから備えておく(任意後見等を検討)よう話を進めていくのが良いのではないでしょうか。
そこからお金の話をして、税金払うくらいなら遊んで使ったらどうか?というアドバイスもしつつ、相続税の資産まで進めば最高じゃないでしょうか。
いきなりではなく、親御さんがどういう思いや価値観を持っているか、早めにゆっくりと話していけたらいいですね。
上手く行くよう、応援していますね!
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