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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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今日から6月ですね。

五月晴れ、という日はほとんどなかった5月

でしたね。

 

「オリパラは中止すべきだ!」

「会社は20時に終業しなさい!」

などなど、もういい加減にしろよ!

過剰規制で多くの犠牲が出ている、

国を挙げての集団ネガティブヒステリー状態。

ああ!心底、ため息が出ます。

 

日本の没落ぶりは、もの凄いのです。

競争力ランキングは平成の30年で30ランク

ダウンしております。

ASEANでも低賃金国になりました。

80年代の工業全盛時代の勝者が

デジタル化に見事に失敗したのが平成の歴史。

 

分散型の時代に、国は大規模集中接種

センターを設置するって、どう考えても時代に

逆行しているのでは??

 

でも、長期的には楽観視しています。

10年後は社会人になってPCが当たり前だった、

スマホ対応できる世代がどんどん社長になる。

さらに10年後はデジタルネイティブキッズのいまの

10代20代が社長にどんどんなり始める。

だから変わる。

 

これはもう現実に起こり始めています。

千葉市の前市長熊谷俊人氏(現千葉県知事)の

リーダーシップによる、ワクチン接種をかかりつけ医で

9割接種できる取り組みがそうです。

 

かかりつけ医は分散しています。

冷凍のワクチンの配送がネックです。

それをフードデリバリー業者の協力でアプリを開発し、

住所を打ち込むと効率的な配送ルートが表示され、

効率的な配送を実現。特別の保冷バック、保冷剤

も用意したとのこと。

 

分散型のネックは、タコつぼになること。非能率になり

がちなこと。

しかし千葉市の例は、DX(配送アプリ)によって解消

したわけです。

 

いまはどんなに腹が立っても、時計の針は進む。

これから10年後、20年後は、いま想像もつかない

ような時代が出現する、と強く強く思うのです。

 

(了)


石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp