2022年6月の後半からの記録的な猛暑が続いております。例年の6月の暑さとは違う、いつもとは違う6月が顔を見せており、地域によっては40℃を超えたなんてニュースが放送されていますよね。

 

「国内で統計開始以来、初めて6月に40℃を超えた」なんてニュースが世間を騒がせていたのですが、その6月中にもう一度40℃を超えるなんて、一体、日本はどうなってしまうのかって思ってしまいますよね。

 

そして、追い打ちをかけるかのように、電気料金の値上げのニュースがありました。多くの品物が値上げされると騒がれている中でのこの猛暑なので、電気料金の値上げのニュースがどうにか節約してエアコンを点けずになんて思っている人の心を折っていったのではないかと勝手ながら思ってしまいます。

 

しかし、この猛暑で電気料金が値上がりするからエアコンを使わないという考えは、とっても危険だと思います。何故ならば、「熱中症」で多くの方が命を落としているからです。今日もTwitterである女性アスリートが「知り合いの方が熱中症でお亡くなりになりました。この異常な暑さの怖さを思い知らされました」とツイートがありました。

 

私も何度か「熱中症」が原因でお亡くなりになられた方のお葬式をお手伝いした経験があります。つい昨日まで元気だったようで、突然のお別れとなってしまったご家族にとっては、つらい出来事だったと思います。

 

そのうちのお一人の方は、70歳になったばかりの方で、お一人で暮らしておりました。奥さまと離婚され、お子さまとも会っていたのかどうかわかりません。ご近所の方々は夏の暑い日には上半身裸の状態でお庭の手入れをしている姿をよく見ていたそうです。

 

その恰好を想像するに、エアコンをあまりつけないで生活をしていたのかもしれませんね。また、一人暮らしで近所付き合いもほとんどなかったようで、色々な状況が重なり自宅で倒れていたのをなかなか発見されずに数日経ってしまったようです。死因を調べたところ熱中症が原因ということになったようです。

 

今年はこの猛暑にプラスして電気料金の値上げしたことで電気を節約しようとこのくらいの暑さなら大丈夫と考えて、頑張ってしまう方も少なくないかもしれません。しかし、今年は危険な暑さです。水分補給と涼しい場所つくりは本当にお願いしたいです。


熱中症に限らずですが、突然亡くなってしまった方のお葬式は本当に悲しみが深く、遺された方々には本当に辛いものになると思うのです。もっと、あんなことをお話ししたかったとか、こんな場所へ一緒に行ってみたかったなど、後悔を心の中に残してしまいます。

 

そして、突然亡くなってしまった方のお葬式後のお手続きは、当然、申し送りのようなものは無い訳ですから、遺された方々は、何から手をつけて良いのかわからないというのが本当のところだと思います。

 

まずは、健康に気をつかう事が大事ですし、どこかのタイミングで万が一についてのお話しをしておくことが大事になってきます。エンディングノートを書いておこうなんて大がかりな事をしておかなくても大丈夫です。まずは、専門家に何をすべきかを聞いておくのが必要だと思うのです。

 

とは言っても、あなたにはそんな専門家はいらっしゃいますか?ほとんどの方はいないとお答えになると思います。また、終活に明るい士業の先生は、実際には少ないのが本当のところです。

 

まずは、健康でいることと、あなたが元気なうちに専門家と知り合っておくことが何よりも対策になるのです。

 

 

 

こちらのブログをご覧のお葬式のご相談をご希望されている方は、メールにてお葬式の事前相談を実施しております。あなたがもしもの時に慌てない為にも是非ご活用ください。d.kobayashi.sousaidr1@gmail.com  (1級葬祭ディレクター  小林大悟  相談メール)

 

 


著:一級葬祭ディレクター 小林大悟