少し長くなりますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

大切なお知らせです。

「ぱんやnico」は、
2025年12月末をもって、
この緑町での営業を終了いたします。

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今から18年5ヶ月前。

夫婦でこの場所で
小さなパン屋を開いた日のことを、
今でも鮮明に覚えています。

誰も来ないかもしれない。
そんな不安を抱えながら、
震える手でシャッターを開けました。

初めて焼いた食パンの香りが
店中に広がったとき——

「いい匂いがする」

通りかかったおばあちゃんが、
扉を開けてくださいました。

「一つ、ください」

その言葉が、
私たちの18年を支えてくれました。

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朝6時、工場に向かう私の目には
とてもきれいな朝焼け。

向かいの蓮池には、
季節ごとの花々が咲き誇り、
私達を癒してくれました。

「おはよう」と笑顔で入ってくる
常連のおじいちゃん。
いつも同じパン。

「今日も元気だね」
そう声をかけると、
「あんたのパンのおかげだよ」と笑ってくれました。

雨の日も、寒い日も、暑い日も、

お母さんと手をつないで来てくれた小さな女の子が、
今では自分の子どもを連れて来てくれるようになりました。

「私、ここのパンで育ったんです」

その言葉を聞いたとき、
あふれる感情を抑えられませんでした。

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スタッフさんと共に過ごした日々も、かけがえのない思い出。

焼き上がるパンの香りに包まれて開店の準備をしながら
試食のパンを分け合って感想言ったり、
悩み事を一緒に考えたり
好きなドラマやアイドルの話しをしたり。。。とても楽しかった。

移転のことを伝えたとき、
みんなが泣いてくれました。
ボロボロ涙をこぼす人も

「寂しい」
「でも、新しい場所でも頑張って」
「おめでとうございます」って

みんなとのお別れがとても寂しいです。

そして、

いつもご利用くださり応援してくださったお客様。本当にありがとうございます。
お一人お一人の顔が浮かびます。
皆様とのお別れが今一番辛いです。

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この町で過ごした18年5ヶ月。

時にお店のベンチに座って焼きたてのパンを頬張るお客様の笑顔。

「ありがとう」と手を振って
帰っていく背中。

「この間のパン美味しかったよ」と伝えてくださる優しい声

本当に励まされ背中を押し続けて下さいました。

窓から差し込む光が、小麦粉の舞う店内を照らす瞬間に起こったいろんなできごと

そのすべてが、
私たちの宝物です。

この場所を離れるのは、
正直、寂しくて仕方ありません。

何度も何度も、
「本当にいいのか?」と自問しました。

でも——

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10年以上前から私たちは店主がこの世界に足を踏み込んだ時の思いを叶えるための場所を探していました。

「もっと広い場所で、薪窯でパンを焼きたい」
「広い畑で思いっきり野菜や果物を作りたい」
「お客様とゆっくりお茶が飲める場所を作りたい」

などなど〜

そして、1年ほど前からご縁をいただいたお家の方とお話しを続けてきて、ようやくその思いが叶いそうなのです。

移転先は、ここから車で30分ほど。
緑に囲まれた、静かな場所です。

詳細は決まり次第、お知らせします。

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これは"終わり"ではありません。

"新しいステージの、はじまり"です。

18年間で学んだすべてを持って、
新しい場所で、また皆さまをお迎えできたらと思ってます。

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閉店まで、あと少し。

どうか、この場所で
最後の思い出を作りに来てください。

いつものパンを、
もう一度味わいに来てください。

※nicoのシュトーレンも、この場所では最後になります。


12月末日
最後の日。(最終日は決まり次第お伝えします。)

私たちは、この店で
最後の一つまで心を込めてパンを焼きます。

そして、一人ひとりのお客様に
「ありがとう」を伝えたいと思っています。

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18年5ヶ月。

たくさんの「おいしい」に支えられ、
たくさんの笑顔に救われてきました。

本当に、本当に、
ありがとうございました。

ぱんやnico
店主 マダムより

詳細はnoteにて後日ご紹介します 
> プロフィールのリンクからご覧ください

#ぱんやnico #静岡パン屋 #18年間ありがとう #移転 #12月末閉店 #新しいはじまり

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364 いいね! ('25/11/07 01:01 時点)