
Eneliver株式会社を経営している中島彬匡さん。EV充電設備や太陽光発電、蓄電池といったエネルギーインフラを軸に、導入から運用までを見据えたサービスを展開している。大学時代は体育会アメリカンフットボールに打ち込み、常に高い目標に挑み続ける体育会系のマインドを培ってきた。商社での海外ビジネス経験を経て起業し、日本のエネルギー業界が抱える構造的課題に真正面から向き合っている。テクノロジーと現場力を武器に、CO2とエネルギーコストゼロの快適なライフスタイルを実現するとともに、電気工事の現場で働く人が正当に報われる仕組みをつくることを使命としている。
今の仕事を始めたきっかけを教えてください。
私の根底には、常に「高い山に挑みたい」という感覚があります。高校・大学時代に体育会に所属していた影響もあり、簡単に達成できる目標より、困難でも挑戦しがいのある目標に向かうことが自然になっていました。社会に出てからも同じで、商社で海外ビジネスに携わる中で、より大きな社会的インパクトを生む仕事がしたいと考えるようになりました。エネルギーは生活や産業の基盤であり、環境意識や電力需要の増加を背景に、変化の余地が非常に大きい分野です。だからこそ、この業界で挑戦することに意味があると感じ、今の仕事を始めました。
会社設立までの経緯を教えてください。
エネルギービジネスで起業すると決めた際、日本で遅れている分野から着手しようと考えました。その一つがEV充電です。EVはCO2を排出せず燃料費が大きく下がる一方で、充電インフラが課題とされていました。そこに事業機会を見出し、まずはEV充電設備の設置・販売からスタートしました。事業を進める中で、電気代高騰を背景に太陽光や蓄電池への関心が高まっていることを実感し、事業領域を拡大しました。スピード感を持って判断し、必要だと思ったことはすぐに形にする。その積み重ねが、Eneliver株式会社の設立につながっています。
会社の特徴を教えてください。
当社の特徴は、単なる設備販売では終わらない点です。導入前のシミュレーションから、設置後のデータ分析、運用改善までを一貫して行える仕組みを整えており、自社開発のプロダクトと全国の工事店・販売店ネットワークを活かして高機能な製品・サービスを低価格でご提供しています。また、電気工事業者の方々が営業や設計まで自立して行えるよう、ツールやパッケージを提供しています。建設業界の多重下請け構造と拡大する職人不足の中では、現場で働く職人さんが報われにくい現状があります。その構造を変えるために、テクノロジーで「売れる仕組み」を用意する。これが当社の大きな特徴であり、他社との差別化ポイントです。
スピードと誠実さ、その両立が信頼につながる
お仕事で大切にしていることを教えてください。
私が常に意識しているのはスピードです。ベンチャーにとってスピードは命だと考えています。判断を先延ばしにしている間に、チャンスは簡単に失われてしまいます。ただし、速さだけでなく「誰のための仕事か」を見失わないことも重要です。お客様がどれだけ得をするのか、現場で働く人が正当に評価されるのか。その視点を持った上で、素早く形にすることを大切にしています。スピードと誠実さ、その両立が信頼につながると考えています。
この仕事のどんなところが好きですか?
この仕事の魅力は、成果が数字だけでなく生活の変化として実感できる点です。EVに切り替えることで燃料費が大きく下がり、太陽光や蓄電池によって電気代の不安が軽減される。当然、環境負荷の低減にも貢献します。そうした変化を目の前で見ることができます。また、業界構造を変えることで、現場の職人さんが自分たちの力で仕事を獲得し、利益を得られるようになる。その両方に関われることに、大きなやりがいを感じています。
今後やりたいこと等、展望を教えてください。
今後は、日本発でグローバルに通用するエネルギー企業を目指していきます。日本はスタートアップが挑戦しやすい環境があり、世界に出るための土台づくりに適しています。ここで確立したモデルを、海外にも展開していきたいと考えています。同時に、電気工事業界の構造改革にも引き続き取り組み、脱炭素型電気工事業の新しいスタンダードをつくっていきたいです。
成功哲学を教えてください。
私にとっての成功は、一部の人だけが得をすることではありません。お客様、施工業者を含むパートナー、そして自分たち、関わるすべての人が前向きになれる状態をつくることです。そのためには、短期的な利益よりも、長く機能する仕組みを優先する必要があります。高い目標に挑み続け、スピード感を持って実行する。その姿勢を貫くことが、結果的に大きな成果につながると信じています。
東京都向けキャンペーン(EV充電・太陽光・蓄電池)
令和7年度 東京都向けキャンペーン(EV充電・太陽光・蓄電池)
東京都の戸建住宅向けにEV充電器を実質3万円で、太陽光・蓄電池を実質55万円以下で設置するキャンペーンを行っています。また、東京都の集合住宅・事務所・商業施設・公共施設等向けにEV充電器を初期費用・月額費用・電気代0円で導入するサービスも提供しております。詳細はウェブサイトよりお問合せください。
インタビュー後記
中島さんの話から一貫して感じたのは、「挑戦を楽しむ強さ」でした。体育会系のバックグラウンドに裏打ちされた高い目標設定と、ベンチャーならではのスピード感。その両方が、エネルギーという大きなテーマを現実的なビジネスへと落とし込んでいるように感じます。多重下請け構造を変え、現場の職人が報われ、顧客も納得の価格で導入できる。その仕組みを本気で実現しようとする姿勢に、強い説得力がありました。Eneliver株式会社の挑戦は、これからさらに広がっていくはずです。
お問い合わせ
Eneliver株式会社
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場2丁目7-11 コーポ高田102
TEL:050-1724-1702
公式サイト:https://eneliver.com/
*お問い合わせの際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。
