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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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「シャンパンも泡(バブル)が抜ければタダの砂糖水」

という言葉があるそうです。

バブルをなつかしいと思うかは年齢差がありますが

個人的には、バブル期は貧乏学生。就職したら

氷河期で、先輩がとにかく羨ましかったー(笑)


さて、昔のノートに書いてあった

会社中毒年表(勤続年数と症状)

がとても興味深かったので、みなさんと共有したい

のです。


1年目(23歳)は無自覚。

会社じゃ、おカネもらって勉強。お酒飲んでも

タクシー帰りもタダ。寮に住み、独身貴族を謳歌。


2年目(24歳)になると上司から「毎月決まった

経費を使わないと、翌月から落ちないので、ちゃんと

月20万円使え」と、お達しがでる。無理して遊ぶ。


10年目(33歳)にもなると職場結婚する。

招待客80名のうち、会社の人が60名。

仲人は常務取締役。絶対に離婚できない。


15年目(38歳)で念願のマイホームを購入。

会社の貸付制度を使って、30年ローン。

これで一生、会社を辞められない。  

同時に、会社の方も

「こいつは一生、会社を辞めない」と判断。

遠い支社に転勤、単身赴任させられる。



21年目(44歳)ようやく東京に戻る。

銀座がなつかしく、前にも増して経費を使う。


30年目。(53歳)ゴルフの接待が多くなる。

クルマで迎えにくるのは下請け会社の役員、

子供の「パパ、偉いんだねー」の一言で有頂天に!

 


35年目。(58歳) お歳暮・お中元が

床の間にいっぱい。女房・子供を連れてハワイへ。

もちろん、出張扱い、わが世の春。


37年目。(60歳)

内部告発で失脚。役員への道は消え、定年お勤め、

ご苦労さん!



ちょっと前は、よく見た光景でしたが、

これからこういう人生を歩める人は希少でしょうね。

会社を過大評価するのはもうやめたほうがいいです。

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp