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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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数年前に人の採用と事業承継をかけ算して

新しいサービスを創ったことがあります。

短期集中でいろんな創業経営者に話を

お聴きしたのですが、口々に

 

「会社を創業するより

会社を承継する方がはるかに難しいよ」

 

とおっしゃっていましたね。

 

創業以来、何十年も主役を張ってきた

自分が抜けても、事業を回せるようにするわけです。

そりゃー難しいですよね。


事業承継のタイミングで企業には

大きなできごとが起こります。

創業家が株式を全部売る、

敵対的買収、身内の造反、

創業経営者の急逝、承継予定者の急逝などなど。

 

数年前、セブン&アイホールディングスでも

トップ交代がありましたが、一説にはクーデター説も

出ていましたよね。

 

ビジネスの「変化対応」の天才も、

身内の変化には気がつかなかった。

(週刊ダイヤモンド)

 

こりゃ事業承継の名言だなーと感心して

読んだ記憶があります。


令和時代の経営はとにかく続けること。

他はどんどん廃業していく。

残存者利益を独り占めできる。

だから会社は続かないといけない。

 

続くためには事業承継に成功しないといけない。

事業の承継は「勝利の方程式」「絶対条件」です。

でもこれが本当に難しい。

 

経営環境がいかに激変しようとも

業績が悪いとすべて経営者の責任です。

経営者のみなさん、特に社員をたくさん

抱えているところほど、社長は疲れていますよね。

 

会社は残りさえすれば勝てる。

しかし会社が続くこと、残ることは本当に難しいのです。




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp