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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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サラリーマン時代に

業界を担当していたこともあり

日経流通新聞の時代から必ず目を通している

日経MJですが、時代の定点観測するため

かなり参考にしています。


日経MJ10月19日(月)の1面の特集は

「小売り決算 コロナで明暗」


小売業各社のトップのコメントが

掲載されているのですが、

これが本当に「いま」をよく表しているのです。


「ソーシャルディスタンスを取りやすい

  郊外店が好調だ」

しまむら  鈴木社長


「コロナでゲームチェンジが起きた」

ライフコーポレーション  岩崎社長


「ドラッグストアでも食品を手軽に買えること

  が認知されてきた」

ウエルシアホールディングス  池野社長


「これまでの常識が通用しない大きな変化が

  起きている」

ファーストリテイリング  柳井社長


「徹底的に価格を見直す」

良品計画  松崎社長


「19年度水準に戻るには2~3年かかる」

高島屋  村田社長


「下期にコロナ第3波が来ることを警戒している」

イオン  吉田社長


「今は店の前に人が歩いていない状態だ」

吉野屋HD  河村社長


「想定以上に新型コロナの落ち込みと回復の

遅れが大きかった」

三陽商会  大江社長


1番インパクトあるのはニトリの似鳥会長ですね。

「来年も増収増益を続けるため

  100店以上出店する」

「アパレル各社が退店した跡地は出店の好機」



でも、何か物足りないなぁ。


この間カンブリア宮殿見ていたら

株式会社バニッシュ・スタンダードが開発した

「STAFF START(スタッフスタート)」という

アプリを取り上げていました。

https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2020/1001/


アパレルの販売員さんが、売る服を自分で

試着してサイトに投稿して読者はそれを見て

購入する、というサービス。

 

ファッションモデルの試着だと、

自分との距離感があるが、

お店の販売スタッフさんが着ると、

買い手との距離がぐっと縮まる、とのこと。

 

小売業も

DX(デジタルトランスフォーメーション)と

対面販売とをかけ算する、時代なのでしょう。


小売業トップから誰1人として

DXの話が出てこないことに

「この先こんなんで大丈夫なのかな?」

と一人言です。



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp