
1994年、神奈川県生まれ。神奈川大学卒業後、クラウド専業のエスアイヤー企業に、エンジニアとして入社。その後、ロボティクス企業に転職し、ロボットアームなどの機器をコンピューター制御するソフト開発などに従事。2024年に『株式会社SpaceDog』を起業。
宇宙産業へつながるシステム開発

この仕事を始められたきっかけを教えてください。
大学では経済学を学びましたが、卒業する頃には「モノを作る仕事がしたい」と考えるようになりました。モノを作り、使っているヒトを見ることができれば、自分が役に立っている実感が持てると考えたからです。まずは、クラウド専業のエスアイヤー企業にエンジニアとして就職しました。ウェブサイトを立ち上げる際のサーバーを、クラウド上に作る仕事を主に行っていましたね。その後、もっとモノづくりに近い環境に身を置きたいと考え、ロボットアームなどを作っているメーカーへエンジニアとして転職。コンピューター制御のためのソフトウェア開発を行っていました。グローバルな会社だったこともあり、オーストリアに駐在して、各国からの問い合わせをさばく、インターナショナル・サポートも経験しました。その後、自分のやりたい仕事に打ち込みたいと考え、フリーランスへ。ありがたいことに、それなりにお仕事もあったため、法人成りすることを決め『株式会社SpaceDog』を設立しました。名前の由来は、探査用ドローンなどの“宇宙”産業に関わっていきたいという私の希望と、探査が得意な動物から連想した“犬”から来ています。犬は、我が家にいる愛犬の影響も多少あるかもしれませんね。笑
仕事の特徴はどのような点にありますか?
「組み込みシステム開発」を得意としています。直近では、テレビ局のカメラや業務用カメラを自動で動かすためのソフト開発などを行いました。これは、熟練のカメラマンと同じ動きを無人で行うためのプログラムを組んだものです。自動運転の制御ソフトのアップデートなどにも関わっています。その他、大手家電メーカーへIOTを活用した2つの遠隔地のデバイスをつなぐシステム開発なども行っています。業務委託の形で加わることがほとんどですが、自分が学びたいことや経験したいことと絡む案件を選ぶことができているため、モチベーション高く仕事ができていますね。その他、自社製品として「家庭用の清掃ドローン」を開発しています。ロボット掃除機が便利なのは疑う余地はありませんが、残念ながら床の掃除しかできません。ドローンに掃除用のアタッチメントを付けることで、階段やテーブル、カーテンの上など、立体的に室内を掃除することができると考えています。また、カメラ機能を活用することで、単身の高齢者の安否確認にも使えるサービスになると考えています。2026年の実用化に向けて全力で進めているところです。
日本全国からの依頼へ誠実に対応

どんなお客さまが多いですか?
製造業からの依頼が多いですね。作った製品に組み込むシステムを開発しています。ありがたいことに、希望していた宇宙産業に関わる企業からのご相談も増えています。自分が関わったシステムが、宇宙に飛び出していく日が待ち遠しいです。
仕事をするうえで心掛けていることを教えてください。
「元気に仕事をする」ことですね。エンジニアは頭脳と身体が資本です。体調を崩すと、その分仕事の効率も悪くなり、お客さまにもご迷惑をおかけすることになります。何より一緒に仕事をしている人にとっても、元気な方が良いですからね。その他に「利益を最優先にはしない」ことを意識しています。正直、利益だけを考えて仕事をするのであれば、会社員の方が良かったです。それでも、やりたいことや、目指していることから逆算して、いかに目標につながる要素があるか、どんな可能性があるかを見極めて仕事をしています。おかげで、いつもやりがいと感じながら業務に取り組めています。これからも、自分のスキルを磨きつつ、世の中のお役に立てるシステムを開発していきます。特に宇宙産業の領域は、積極的に関わりたいと考えていますので、関係者のみなさまからのご相談をお待ちしています。
インタビュー後記
いずれは、宇宙のあまねく資源を探査し、人類の発展に寄与するための、宇宙ロボット開発に関わりたいと話す鎌田さん。宇宙に向かう、人生を懸けた壮大なプロジェクトは始まったばかりだ。
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