【イベントレポート】
4月12日(金)「午後の音楽会第162回 プレミアムコンサート 浅利史花カルテット スプリングJAZZライヴ」を開催しました。

<プログラム>
Joe Raposo:Sing
浅利史花:Samba De Ameijoa
浅利史花:Goldfish Droppings
Bobby Timmons:Moanin’
〜休憩〜
浅利史花:Thanks For Emily
浅利史花:Lonely New Year
Hoagy Carmichael:Stardust
Joseph Kosma: 枯葉
【アンコール】
Stevie Wonder:You’re the Sunshine of My Life

 JAZZというとジャンルに精通している人が聴くイメージもありますが、浅利さんは冒頭から「JAZZに明確な定義はありません」と明るくトークを始められました。
 演奏は、スローテンポの曲からゆったりと始まりました。2曲目「Samba De Ameijoa」は浅利さん作曲の楽曲。ポルトガル語で「Ameijoa」は「アサリ」を意味するそうで、「この曲はアサリのサンバです」と浅利さんが話すと会場は一気に和みました。JAZZ定番のスイングの効いたサンバ。どこかユーモラスにも聴こえる1曲でした。続いても浅利さんの楽曲「Goldfish Droppings」。意味は「金魚の糞」、と重ねて会場を笑いで包みました。福島からの上京時、地元での光景を思い起こして作った曲とのこと。ピアノの切ない音色が、物思いに耽っている浅利さんを想像させ、共感と親しみを覚えました。
 前半最後は、NHKのテレビ番組「美の壷」のテーマ曲としても知られるJAZZの名曲。ベースの効いたアップテンポの曲は、会場を深いJAZZの世界に引き込みました。
 後半2曲も浅利さん作曲の楽曲。ギタリストのEmilyさんに尊敬の念を込めた「Thanks For Emily」、続いて、コロナが流行り始めた年、帰省を控え鬱々とした気分の年末に作曲したという「Lonely New Year」は、本人いわく「なぜかファンキーな曲調になった」。多くの人が感じていた当時のやむにやまれない気持ちが弾けたような、爽快な1曲でした。ドラムの音の強弱やテンポを刻む巧みな表現が、曲中の主人公の気持ちの高揚を表現しているかのようでした。
 本編ラストは「枯葉」。スプリングコンサート最後に「枯葉」を選曲してしまったのでピンクの衣装で償います!、と最後まで和やかな雰囲気の中でのカルテットによるフレッシュな今回の公演。演奏者の楽しそうな雰囲気も相まって、お客様にはJAZZの魅力を再発見していただけたように思います。
 
浅利史花さん、壷阪健登さん、三嶋大輝さん、山崎隼さん、素敵な演奏をどうもありがとうございました。

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4 いいね! ('24/05/08 14:01 時点)