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【イベントレポート】
桜舞う春らしい陽気のなか、4月5日(土)「沖仁 フラメンコギターリサイタル」を開催しました。

スペインの伝統的な楽曲のほか沖さんが作曲された楽曲、その他フラメンコのテイストにアレンジした曲など、フラメンコ音楽の多彩な表現をカンタオール(フラメンコ楽曲の歌い手)の石塚隆充さんとともに演奏いただきました。

前半は沖さん作曲のオリジナル曲を中心に演奏。1曲目の、スペイン・セリージャに滞在していた頃に作曲した「サンタマリナ教会」から、会場はフラメンコギターの雰囲気に一気に引き込まれました。怖いもの知らずの若い頃に体験したエピソードとして、スペインギターの巨匠宅を訪問したり、スペインの街中でフラメンコが自然に受容されているなか石塚さんと一緒にその輪に飛び込んだという体験談を話されると、曲のなかに情景が広がるようで、より一層味わいやすくなったのではないでしょうか。自身の師匠・セラニートさんへの思いを込めて作曲した「マエストロ・セラニート」は音やリズムの緩急のコントラストが際立つ奥深い楽曲で、演奏後、会場からはとても温かい、より大きな拍手が贈られたように感じられました。
後半は、まさにフラメンコの神髄!と言うべきギターとカンテ(歌)との迫力あるかけ合いが続きました。スペイン語の歌詞を交えての「リバーサイドホテル」やブレリア(3拍子/世界一速いと言われるフラメンコのリズム形式)バージョンでアレンジされた「My Way」も、現代に生きるフラメンコ楽曲といった新鮮な趣があり、会場は納得の拍手喝采でした。

アンコールでも10分に及ぶ名曲を熱演!終演後は舞台上でサイン会を実施し、たくさんのお客様に参加いただきました。満席での実施となった当公演、演奏のみならずお二人の和やかで面白いトークにも満足、という声も多く聞かれました。ご来場の皆様、沖仁さん・石塚隆充さん、極上のひとときをどうもありがとうございました。

<プログラム>
沖仁:サンタマリナ教会(タンゴ) 【演奏】沖仁、石塚隆充
さくらさくら 【演奏】沖仁
沖仁:マエストロ・セラニート(ソレア) 【演奏】沖仁
沖仁:カフネ 【演奏】沖仁
カンテソロ 【演奏】沖仁、石塚隆充
Francisco Canaro:quisiera amarte menos 【演奏】沖仁、石塚隆充
アルベニス:アストゥリアス 【演奏】沖仁
井上陽水:リバーサイドホテル 【演奏】沖仁、石塚隆充
クロード・フランソワ:My Way 【演奏】沖仁、石塚隆充
<アンコール>
ホアキン・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲 第二楽章 【演奏】沖仁、石塚隆充

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15 いいね! ('25/04/19 14:02 時点)