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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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せっかくの夏休みも台風7号に影響

されましたね。

ライブ・フェス・イベントの開催中止

も多くてガッカリした方も多かったので

ないでしょうか。


1、 8月のブックレビュー


「よい移民 現代イギリスを生きる

21人の物語」

https://amzn.asia/d/1YYVnZL


著者はイギリス人のニケシュ・シュクラ氏。

翻訳は近現代イギリス史が専門の

栢木清吾氏。

「よい移民」とは有色人種が活躍して

何らかの分野で有名になったり医者に

なったりする、ことを指し、

「悪い移民」とは仕事を奪う人、難民

など自分たちの既得権益を脅かす

一般人たちを指しています。

この本は「よい移民」になった人たちが

書いた21本のエッセーです。

子供時代は「悪い移民」であった彼らの

個人的な人種差別体験が赤裸々に

語られます。

人種差別にショックを受けたとき、

無意識に差別されることなどなど

大変興味深いのです。


2、 東京は20年後にロンドンになる?


個人的に大変関心があるのが、

労働力不足を埋める施策として

日本が移民を受け入れた場合に

いまのイギリスのように都市や社会

が激変するのか、どんな代償を払わ

ないといけなくなるのか、なんです。


この本を読み、過去のイギリスと同じ

ようにこれからの日本をあてはめする

と、


・東京を中心に日本は移民が激増

・移民は特定の国の人に偏る

・地域にかなり排他的なコミュニティが

できて日本人とは交わらない世界が

出現する

・学校に外国人生徒が激増する。

彼ら彼女らのコミュニティができて日本

人生徒とは異なるグループができる。

・外国人保護者の声が大きいため学校

行事(運動会や文化祭)が変わる。

・街中のマナーや風景も激変し、列に

並ばない、交通ルールは守らない、

食べ散らかして平気でゴミを捨てるが

当たり前になる

・話し声や物音が大きくなる。


人手不足の解消はされるかも、ですが

しかし代償もかなり大きいことが本書を

読むとわかります。


最近、埼玉県川口市では外国人同士

がナイフで刺傷する事件が起き入院する

病院に100人以上の同国人が取り囲

んで警察が出動する事態になってますが

あまり報道はされません。

20年後の東京はロンドンのようになる

のでしょうか?先達から学ぶ必要が大い

にあるように考えます。

 

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp