第255回 氷川風土記「近代を支えた町・大宮」

2月22日から3月22日まで開催されていた「JR東日本×埼玉高速鉄道 氷川神社開運めぐり」。
これは武蔵一宮氷川神社と川越総鎮守氷川神社、鳩ヶ谷総鎮守 氷川神社、東日本旅客鉄道株式会社大宮支社、埼玉高速鉄道株式会社と共同で企画されたもので、対象の三駅と氷川神社三社を電車でめぐり、期間限定の御朱印と開運きっぷを集めながら、地域の歴史や文化に触れることを目的としました。

大宮は氷川神社の門前町、中山道の宿場町として町が形成され、明治時代以降は鉄道の町、工業・商業などの町として発展してきた歴史があります。
鉄道の町の起源となる大宮駅は明治18年(1885)に日本鉄道の駅として、また東北本線と高崎線の分岐点として開設されました。

もともと北関東は江戸時代から養蚕や絹織物の産業が発展していましたが、明治に入ると生糸は重要な輸出品として国の基幹産業に成長し、明治初期の日本の輸出総額の約6割を生糸が占めていました。
大宮駅は北関東の養蚕地と、生糸を積み出しする横浜港の間に位置することもあり、大宮は製糸工場が多数誕生し、生糸の生産地としても発展しました。
明治30年代には、それまで生糸の生産が盛んだった群馬県よりも開港地・横浜に近く、交通の利便性が高いとして大宮がより注目されるようになり、大宮駅一帯は、鉄道の街としてだけでなく、生糸の町としても発展を遂げます。

製糸業は外貨獲得産業として明治以降の富国強兵政策を支える貿易・産業構造の主力でしたが、その生糸の製造のみならず流通をも支えた町が大宮なのです。
今回の御朱印企画は、鉄道によって産業を支えた大宮の歴史を感じさせてくれました。

〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

⭐︎「氷川神社note」にて『氷川風土記』を同時連載中。 (https://note.com/ichinomiyahikawa/m/m6047f635df01)⭐︎

#武蔵一宮氷川神社 #武蔵一宮 #武蔵 #大宮 #氷川神社 #神社 #大宮氷川神社 #御朱印 #開運 #鉄道 #大宮駅 #電車 #線路 #JR東日本 #埼玉高速鉄道 #川越氷川神社 #鳩ケ谷氷川神社
#musashiichinomiyahikawashrine #shrine #jinja #shinto #hikawa #omiya #saitama #japan #railway #station

続きは Instagram で

420 いいね! ('25/04/21 05:01 時点)