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私自身の孤独死対策について教えて下さい。
(1年前の記事です) 掲載日:2023/05/17
58歳独身男性です。昨年精神疾患で仕事が続けなくなり、会社を辞めました。
親から相続した築43年のマンションで一人暮らし。親族、友人知人もいません。
もし病状が悪化し、自宅で死亡し、何か月も放置されたら事故物件になってしまいます。
もし死亡してしまった場合、誰かが警察に連絡してくれるような方法はありますか?教えて下さい。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
民間の見守りサービスを利用する方法と、自治体のサービスを利用する方法があります。
近年、中高年の孤独死が社会問題として取り上げられています。原因は、近所の人や地域社会とのつながりが希薄になっていること、結婚をせずに単身で生活している方が増えていること、経済的困窮により十分な治療を受けられないまま病死してしまうことなどがあるようです。
このような孤独死を防止するために、まずは施設への入所が第1の選択肢になります。
H様は、昨年精神疾患をわずらわれたとのことですので、施設への入所が出来れば、なによりの孤独死対策になります。
しかし、経済的な問題や、長年住み慣れたご自宅から離れることに対する抵抗感もあるかと思います。
そこで、自宅にいながら孤独死を防止する方法を考えなえればいけないわけですが、これには民間の見守りサービスを利用する方法と、自治体のサービスを利用する方法があります。これらの見守りサービスを利用し、異変が起きた時に警察へ連絡がいくようにしておく必要があります。
民間の見守りサービスとしては、①定期的にスタッフがご自宅に訪問する訪問型、②ご自宅にセンサーやカメラを設置して長時間動きがない場合に駆けつけるセンサー型、③担当者が毎日決まった時間に電話をして安否確認を行う電話型④毎日配達される新聞や牛乳の配達員が、新聞や牛乳がきちんと交換されているかを確認することで安否確認をする宅配型などが代表的なものとなります。
郵便局や新聞配達会社など、普段利用されている会社も見守りサービスを行っていることが多いので、利用しやすいものから利用されると良いでしょう。
また、多くの自治体で孤独死の防止のためのサービスを実施してます。お住まいの地域により内容は違いますが、緊急通報装置を貸し出したり、ごみの訪問収集を実施して見守りを行ったり、民間業者と連携して見守りを行ったり様々なサービスが展開されています。
自治体の相談窓口へご相談いただき、自治体のサービスを利用されることもご検討ください。
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