まちの仕事人インタビュー
誰かの成長する起爆剤に そして夢を叶える背中を見せ続けていく存在へ
株式会社SCK 代表取締役社長 湯原 咲 (ゆはら さき) さん インタビュー

茨城出身


都内理系大学卒業

大学一年時にファッションショーのイベントを立ち上げる

その後、ミスコンや街コンなどのイベントの企画運営を女性チームを作って行う

20歳でイベント運営から代理店営業にシフトチェンジ

現在はデザイン業をしている

また、一昨年2021年にCORUNDUM LADYというコミュニティーを立ち上げる

大学生ながら、ファッションショーなどイベントを立ち上げたきっかけは何ですか?

きっかけは、主に3つありました。

1つ目:周りの女性が自信を得られるようなステージを作りたいと思っていたからです

一番大きい理由は、”女性たちが達成感を得ることで自信を得られるようなステージを作りたい”と思っていたからです。

ファッションショーなので、ステージに立つ女性がいたり、裏方としてそのイベントを作っていくなど、様々な形でイベントに関わることができます。その女性たちが何か一つのものに関わることで、「私にもこういうことができるんだ!」という自信を持って、本当にやりたいことをやっていけるような環境を作りたいと思い始めました

2つ目:私自身がファッションが好きだったからです

私自身ファッションが好きで、ファッションに関わることをしたいと思っていたのですが、全く関係のない理系大学に入ってしまいました。しかし、どうしてもファッションに関わることをしたいなと思い、ファッションショーをやったというのもあります。

3つ目:将来に繋がることをしていきたいと思ったからです

当時、将来に向けて人脈がとても大事だと思っていました。しかし、人脈を作るのにお金を払っているときりがないと思い、人とお金が集まることを学生時代はとにかくやっていこうと思い、始めました。


デザイン業界をえらんだ理由はなんですか?

子供のころ、絵を描くことが大人になっても続けられたらいいなと思っていたからです

私は家で絵を描くことが大好きで、物心ついたころにはもうずっと絵を描いていました。

そのこともあって、大人になっても絵を描くことを続けられたらいいなというのを漠然と思っていました。

本当は、イラストや風景画などアート系なものに興味が当時はありましたが、なかなかそれだけだと生活していくのが難しいなと思っていました。

私の得意なことと絵とビジネス

アート系だけで生活していくのが難しいとなった時に、ビジネスとしても成り立ちながら自分自身の特性を生かせることは何だろうと考えました。

私の得意なことは、ヒアリングをし、お客様の潜在レベルから理解したり、それを表現したり、仕組みを考えることだと思っています。私の得意を活かしてビジネスになりやすいもの、需要があるもの、かつ、絵というこの3つが重なったものを考えた時に、”グラフィックデザイン”に辿りつき、デザインの世界に入りました。

どのようなお客様が多いですか?

かなり幅広く、業種もバラバラです。

アパレル、不動産、美容サロン、フィットネスなどいろいろあって、特に絞ったりもしていないです。

事業規模も、スタートアップもあれば、長年続いている企業さんもいたりします。


私自身、おそらく経験欲が強いみたいなので、何でも経験してみたいんですよね。それもあって、業種に特化せず、タイミングがあれば何でもやりたくなってしまうので様々な方から受けています。

なぜCORUNDUM LADYを立ち上げたんですか?

ファッションショーのリベンジ戦です

私にとって20代の時は、とにかく修行の10年だと決めてやっていました。

20代が終わって30歳になった瞬間に、たくさん修業した自分がこれから何をしようと思うのが楽しみで、本当に30歳で人生の第一章が終了するというような気持ちで生きていました。

20代後半の時に、もうそろそろ人生の第一章が終わると決めているけれど、大丈夫かな?、20台に決めたものを達成できたかな?と色々振り返っていました。意外と思っていたよりは及第点に達してはいました。

しかし1番達成できていなかったなと思ったのが、最初に作った自信を持たせる女性たちをたくさん作るということでした。

もう少し形にできたのではないかということであったり、私の力不足で解散してしまったり思うことがありました。

そのためもう一度、そのような女性たちを集めて、彼女たちを応援できたり、何か実践することに対して自信を得られるような場を作ることを20代最後の挑戦にしようと思い作ったのが、このCORUNDUM LADYです。


現在はまだまだ至らないところばかりで、自分自身においての課題ばかりではあります。しかし、10年前と比べた時に、リベンジというところで言うと何倍もやりたいことができているなとは思っています。

もう一つは仲間づくりです

メンバーの子たちが、成長していってくれるのもうれしいですが、もう一つCORUNDUM LADYをやっている理由は仲間づくりにもあります。

早くみんなが自分にもっと自信を持ったりとか時間やお金にゆとりを持つことで、一緒にいろんな遊びも仕事もできる仲間を作っていきたいと思っています。

成長するものにしていきたいです

私自身、毎月新しいことを言える人間でいるということを自分に課しています。

さらにそれが夢見がちな話ではなく、現実的にスタートすることであったり、変化、成長を毎月感じてもらえることをしたいと思っています。

そのために、1年後2年後くらいの姿をいつも考えていて、それが1個ではなく、10個20個考えるようにしています。


みんなの拠点を作っていきたいと思っています。

仕事で大切にされていることは何ですか?

相手も自分も損をしない答えを見つけ続けることです

私は、自分自身が損をするのが嫌いですが、相手にとっても私と関わることが損になってしまうのもとてもいやだなと思っています。ビジネスにおいて、お互いに言葉ではっきりとメリットを感じあえる関係で生き続けることが特に大事だと考えています。

向き合い続けることも意識しています

向き合う相手は、相手のことはもちろんですが自分とも、仕事とも向き合います。今やっていることは、作業になっていないか、私自身の中で成長や意味を見出せるものになっているのかということを考えて仕事をしています。

最近新しく始めたことはありますか?

自分の好きなアートを見つけることです

自分でまた表現系の絵を描くことはもちろんやりたいなと思っていますが、最近だと、アルコールインクアートもやってみようと思っていました。

あとは、自分で描く以外にも、足を運んでアートを見に行くこともしています。

アートが好きな人たちのオフ会みたいなことも少しずつ企画もしています。

今年度から大学の講師もしています

アントレプレナーシップ科や選択科目でアントレプレナーシップを取っている学生に週に一回授業をしています。ワークショップで、実際に自分で事業を立案してみたり、市場調査の仕方や考え方を教えていきたいとと思っています。なにか事業をすること、起業することに対してハードルが低くなってたくさん挑戦してくれるような人たちが増えてくれると嬉しいです。

私にとって何かを教えるということはずっとやってみたいことではあったのでとてもいい機会だなと思っています。

講師として学生に教えるのも、絵を描くこともすべて元をたどると”発信する”という点で同じだと思っています。

自分の思っていることを形にすることがとても好きで、誰かに伝えることで、誰かのこういう言葉があったから今があるなって思う誰かに私がなることができたらいいなと思っています。

今後の展望を教えてください

誰かが成長する起爆剤のようなきっかけに一生なり続けていきたいです

私自身が軸として強く持つようにしていることは、自分が出会った人が私と会ったことで人生の成長の起爆剤のような存在でありたいです。これは一生続けていきたいことです。

そのツールとして、デザインの仕事であったりCORUNDUM LADYをもっと拡大していきたいと思っています。

夢をかなえられる姿を見せ続けたいです

CORUNDUM LADYというコミュニティーは、夢ややりたいことを応援する場として提供していますが、それだけではなくメンバー皆さんに、夢がかなう背中を見せ続ける存在でありたいです。

局所的なところで、CORUNDUM LADYにおいては、やはり女性としての幸せも楽しみながら成果を出す人間でいたいと思っています。

結婚して子供ができても仕事を頑張れたり、きれいな自分でいる人間でいられるように自分に課し続けていきたいです。

あと、やはり元からやりたかったファッションに関わることも挑戦し、成果をだあしている姿も見てもらいたいので、今後はもっと洋服関係のこともうやっていきたいです。

これからたくさんのやりたいことが増えていくと思います。それをみんなに伝えて、成果を出すことによって、こうやって人はかなえていくんだなと身近に見せられるようにしたいです。

生きていくうえで考え方の軸になっている人はいますか?

ココ・シャネルです

私は、シャネルがとても好きで、シャネルの生き様が本当にかっこいいなと思っています。

「私は流行をつくっているのではない。

スタイルをつくっているの。」

この言葉が、好きなんです。

シャネルが生きていた当時の女性は、華やかなドレスなどを着るのが当たり前だったにもかかわらず、シャネルは女性は黒い服を着るのがかわいいではなくて、女性は黒い服を着て仕事をしてもいいという文化を作った人というところが本当にかっこいいなと思っています。

私も、そういうものを作っていきたいと思います。

また、シャネルは女性で活躍する人が少ないからと言って変に男性ぶろうとせず、女性だからこそ応援してもらっていたんだろうなと経歴を見ていると思うことがあります。そういうところも本当にかっこいいなと思っちゃいます。


今あるシャネルのブランドもシャネルという人間が好きで、シャネルを感じたいから買っていたりします。

靴はいいものを履くといいところに連れて行ってくれるとよく言われますが、私はシャネルで買った靴を履きながら、ココ・シャネルにいいところに連れて行ってもらっているような、そして今日は彼女みたいに強くあろうみたいに思いながら日々過ごしています。


インタビュー後記

今回は湯原咲さんのインタビューをさせていただきました。

仕事もプライベートも本当に楽しそうに生活されていて、それだけではなく自身の軸をしっかり持っていたり、女性としてのかっこいい生き方を実際に体現されていたり、私自身が目指していきたい方だなと思いながらたくさんお話を聞かせていただきました。

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*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。