【ことばで選ぶ遺品整理】エコ・リサイクル目線でご提案する遺品整理~恵呼屋 諸徳寺壮一さん~

「ひとつひとつのお仕事を大事に」

創業までの経緯を教えてください。

高校を中退し、建設会社社員から転職し、飲食店（ラーメン店）経営をしながら副業でリサイクル会社立ち上げのお手伝いをさせて頂きノウハウを得ていきました。当時は右も左も分からない状態でしたが、中古品買取の値付けが面白くて。廃棄物だと思ったものがこうすれば第三者に売却出来、ゴミではなく再利用出来る。頂くご依頼に同じものはなくこの仕事の奥の深さを知り、33歳で独立を決意したんです。

御社の特色はどのような点にありますか?

家具、ブランド品、自動車、骨董品、楽器、白物家電など自社で買取査定出来るところですね。あと消臭、除菌、消毒して中古品の買取が出来るのも強みです。

ご依頼されるのはどのようなケースが多いですか?

男女とも50代以上のお客さまが多いですね。弊社は「特殊清掃まで出来るリサイクル・買取業者」という形で営業していますので葬儀社さんや介護、福祉業者さんからのオファーも多いです。

社員教育において大切にしていることを教えてください。

どんなお仕事も一緒だと思いますが、一期一会ですね。特に我々のお仕事はご依頼者さまや親御さまのお片付けや室内の不要品買取ですから皆様思い入れがあるわけです。そんな大切な思い出の一品一品丁寧にご対応させて頂く。これは私の創業からの理念でもあり、社員にも仕事の大小に関わらず常にひとつひとつのお仕事を大切にご対応させて頂くように教育しています。

遺品整理会社選びにおいて大切にするべきポイントを教えてください。

見積もりに来るスタッフの身なりや人柄、言葉づかいを観察して、丁寧な対応ができているかを確認してください。特に廃棄物が出る場合、最終処分に関するマニュフェストを出して下さいとお伝え下さい。今の時代依頼した業者が不法投棄した場合、ご依頼者までペナルティーが課される場合があります。

地域活動はされていますか?

地元の川崎市宮前区にこども食堂があるんですが、そこに不要品で引き取った缶詰を寄付しています。

感謝の言葉を活力にして日々精進

記憶に残る遺品整理、買取依頼を教えてください。

お父様が生前収集されていたブリキのおもちゃやキン消し（キン肉マン消しゴム）、懐かしのキャラクターのフィギュアが大量にあったんですが、奥様や娘さんには全く理解されない（笑）。私も同性として収集する男心は理解出来るんですが女性には全く理解されない。それどころかこちらは処分して下さいと完全ゴミ扱い。それをひとつひとつ査定し、買取金額をご提示すると「えー！こんなものに値段が付くんですか」と驚かれる。こういう現場を今まで何回も目の当たりにしましたが、これが中古品買取ができる遺品整理業者である弊社だから出来る業。こういう現場最近増えてきましたね。

ご依頼者から言われてうれしかったひとこととは。

「諸徳寺さんにお願いしてよかった」はシンプルにうれしいですね。ご自宅が片づいてキレイになりさっぱりしたときのほっとした表情も励みになります。こちらも「やってよかった」なと思いますね。

このお仕事のやりがいは？

お困りごとを解決することですね。弊社は東南アジアに輸出もやっているので家具や文房具、靴、日用品や老眼鏡など人気ですね。遺品整理時に引き取った生理用品やおむつ、Tシャツは重宝されます。

このお仕事は好きですか?

建設業を経てラーメン店を経営していた私ですが、人生の約半分リサイクル業に携わってきました。毎回現場が異なり、当然ですがご依頼者も異なる。特にSDGsが叫ばれる今、ECOなビジネスモデルに携わって社会貢献をしている実感が日々あるんです。そういう意味で仕事をしていて日々飽きないし、買取査定するジャンルなど日々勉強することも多いので楽しいんです。

インタビュー後記

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