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初めての父の在宅介護で悩んでいます。
(1年前の記事です) 掲載日:2023/01/05
仕事も育児もあり日々いろんなものに追われて生きている状態で、挙げ句の果て昨年より父の在宅介護も加わり、正直ストレスを日々抱えている今日この頃です。
そこでご相談なんですが、父の介護の件で困り果て先日思い切って地域包括支援センターに相談したところ、居宅支援事業所のリストを渡されそこから選んで下さいみたいな感じで言われました。
わたし自身介護が初めての経験で右も左も分からないのですが、ケアマネージャーさんを選択するというのはこんなものなのでしょうか?
てっきりその地域で生活していて介護の手が必要となったら区役所からケアマネージャーさんを派遣してくれるものだと思っていました。私の考えは間違っていますか?
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
ご質問いただきありがとうございます❗
板橋区議会議員の内田けんいちろうです。
現在、板橋区では居宅支援事業所のリストをお渡ししており、そこからご自身で自由に選んで頂くことをご案内しています。
ただ、「初めて介護をしなければならないときに、そのような案内では分からない!」「介護の手が必要となったら区役所からケアマネージャーが派遣されるものだと思っていた」というお気持ち、大変よくわかります。
実は従来の制度では、行政窓口に申請することで市区町村が受けるサービスを決め、提供することが前提となっていました。しかし、2000年4月に介護保険制度が始まったことで、利用者さんが受けるサービスの種類や事業所は自由に選ぶことが出来るようになりました。
その上で、板橋区がリストをお渡しするまでのご案内としている理由ですが、板橋区では130箇所を超える指定居宅介護支援事業所があります。複数の民間事業者がある中で、板橋区として「ここの事業所にしてください」という特別なご案内をすることは平等性の観点から出来ないということからでした。(事業所さん側からすれば、○○事業所だけ板橋区が優先して案内している!とあっては不平等に感じますよね)
自由になった一方で、初めて介護ではわからないことだらけだと思いますので、例えば、まず一度、リストに乗っている事業所さんいくつかにお電話をしていただき、話を聞くのも宜しいかと思います。(電話をしたら即契約をさせられるということもありませんし、もしそのようなことがあれば、すぐに私にご相談ください)
また、先に述べましたように平等性の観点から直接的に「この事業所がいいです」とはお伝えできませんが、なかなか事業所が決まらない場合や現状の事業所に問題を抱えている等、お困りの際には地域包括支援センター(おとしより相談センター)へご相談ください。特定の事業所を推薦することは難しいですが、お困りの際にご相談をお受けすること、そして地域に暮らす高齢者の介護予防や日々の暮らしなどをさまざまな側面からサポートするのが地域包括支援センター(おとしより相談センター)の役目ですので、お気軽にご相談頂ければと思います。
今後ともご要望、ご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと存じます。
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