板橋区 > 区民のミカタ > ビジネス > 中山 誠啓 > 詳細
事業承継
M&Aの情報収集で気をつけることはありますか。
神奈川県川崎市川崎区在住N様
(1年前の記事です) 掲載日:2023/07/02
数年後に会社を売却するためにM&Aの勉強をしています。
M&Aの勉強をする上で気をつけることはありますか。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
板橋区民のミカタがお答えします
板橋区民のミカタがお答えします
誠啓法律事務所
弁護士
中山 誠啓
「誰が」「誰に向けて」発した情報なのかよく吟味してください。
M&Aを仕事にしている人はたくさんいます。
M&A業者、銀行、投資会社、弁護士・会計士・税理士などの士業など様々な事業者が存在しています。
そして、それぞれがそれぞれの立場で情報提供すると、どうしてもその立場や属している業界に有利な情報を発信しがちです。
必ずどの業者に属している誰が発信しているかを確認し、それぞれの情報を突き合わせながら情報収集するとよいでしょう。
次に誰に向けて発した情報なのかも重要です。
一口にM&Aといっても、中小規模の案件から、国境をまたいだクロスボーダーM&Aまで多種多様です。
上場企業が何千億も投じてする大型のM&Aと、後継者不在を理由とする中小企業の事業承継とで必要な情報は大きく違います。
中小規模の案件でも、事業承継型M&A、ベンチャー型M&A、再生型M&A、カーブアウト型M&Aなど様々な態様に分かれています。
どういうM&Aを対象とした、どういう層に向けられた情報なのかを判別するようにしながら情報に接するとよいでしょう。
中山 誠啓 先生 にメール相談する
ご質問を多く頂いています。回答には時間がかかる場合があります。