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信託銀行から遺言信託を勧められましたが、その営業スタイルに疑問を感じています。
(2年前の記事です) 掲載日:2022/10/22
家族で以前から話をしており、父の年齢を考え将来を考えるとそろそろ準備をすべきではないかという話が出て先週末初めて某信託銀行に行ってきました。そこで銀行の担当者にから遺言信託を勧められました。
とりあえず話を聞くだけということでというスタンスで伺ったのですが、まだお願いするとも言っていないのにグイグイ話を勧めて来る様な担当の方でとても威圧的です。先方は勿論ビジネスなので勧誘があるのは承知しておりますが、少々行き過ぎの感じがします。
相続する財産の中には不動産が4件含まれているので、遺言信託を是非うちでやってほしいというのが銀行側の言い分なのですが正直ここまでガツガツされると、気分が悪く母とも「こんな事であれば相談しなければよかったね。」という話をしている位です。
私自身初めての体験なので何が最善の策なのか分かりませんが折角父が残してくれた財産をスムーズに相続したいだけなのにこんな気持ちになってしまったのは残念です。信託銀行というのはこんな感じなのでしょうか?また信託銀行にお願いしなくても済むような方法がありましたら教えて頂けると嬉しいです。
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今回の信託銀行の担当者の営業スタイルは残念ながらちょっと疑問が残りますね。
私はそもそも遺言や相続手続きで信託銀行にどうしても依頼しなければならないケースというのはほとんどないと思っています。
何故なら費用に対してそれ相応の仕事をしていないのが信託銀行の相続業務手続であり、直接各ジャンルの士業と生前にお付き合いしてじっくり話し合いを持つことができれば信託銀行でなければ出来ないなんてスキームはないからです。
「財産をスムーズに相続したい」ということですが、そのために必要なのは、財産及び推定相続人を把握し、可能な限り相続税を節税できるように、相続対策(もちろん、ご本人や相続人となる方の希望をうまく反映させて)施すことでは無いでしょうか?
そのためには、遺言等も必要となるでしょうが、相談すべき専門家は、相続手続きの経験豊富な税理士、司法書士、弁護士等です。必要であれば私がいつでもT様にマッチした士業をセッティングします。
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