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相続
父親が4年前に他界し、母親は現在グループホームで生活しています。
神奈川県横浜市都筑区在住K様
(2年前の記事です) 掲載日:2022/10/06
実家のある宇都宮の家は今居住者がおりません。名義は父のままです。現在は小生が横浜から毎週一度清掃、草むしりを行っていますが、母も高齢のため母が生きているうちに実家の土地建物を私に相続しなければいけないと思っています。
個人で手続きは面倒そうなのでプロにお願いしたいと思いますが、誰に頼めば良いのか分かりません。
因みに家は築50年の木造住宅で敷地は100坪程度、建物の価値はほぼゼロだと思います。兄弟は私と妹ですが、妹も結婚してマイホームを建てて取りますので、自宅を取り合うような相続に関する身内の揉め事は何も発生しないと思います。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
青葉区民のミカタがお答えします
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山村法律事務所
弁護士
山村 暢彦
ご実家の権利関係を、相談者様に、お母さまがご存命のうちに移しておきたいということですね。
お母さまが、仮にお亡くなりになってしまうと、手続も複雑になりますので、賢明なご判断だと思います。
お母さまは、ご高齢ということですが、認知症などのおそれがなく、はっきりとお話できるのであれば、手続としては比較的簡単です。K様に、生前に贈与してもらうか、お母さまが、お亡くなりになった後に相談者様に相続させる旨の遺言書を作成すれば良いので、司法書士の先生にご相談されれば、スムーズだと思います。また、仮に、ご実家の管理が負担で、売却したいということであれば、不動産屋さんに相談しても、必要な専門家を紹介したり、手続をサポートしてくれると思います。
お母さまが、ご高齢で意識がはっきりしないということであれば、意思能力の判断なども必要ですし、どの手続が必要か選択肢も多いので、一度、弁護士に相談の上、適宜、税理士、司法書士などと連携して進めたほうが良さそうです。