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葬儀の作法について教えて下さい。
(2年前の記事です) 掲載日:2022/10/02
葬儀に参列するのですが作法などが全く分かりません。
年齢も年齢なので恥ずかしい思いをしないためのアドバイスが欲しいです。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
葬儀の場は遺族側の立場でも参列の立場でも何回も経験するものではない方がほとんどなので、わからなくて当然です。
それが普通なのでどうか安心してください。
ここでは、仏式の葬儀に参列した際の最低限の作法や挨拶などをご説明します。
【受付にて】
受付では記帳(名前や住所を記入)を行い、お香典をお渡しします。お香典を渡す際の挨拶として「この度はご愁傷さまでございます」とひと言お悔やみを述べます。気持ちを込めてきちんと挨拶する。これで十分なのです。
【焼香】
宗派によって焼香の回数は決まっておりますが、その作法を把握している方は多くはありません。中途半端な動きをするとスマートな印象はなくなります。
姿勢を正し「ご遺影(祭壇)に向かい一礼。気持ちを込めた焼香を行う。手を合わせて冥福を祈る。そして、最後にご遺影に向かい一礼」これでご遺族にも故人様にもお気持ちはしっかりと伝わります。焼香の回数がわからない時には心を込めた1回の焼香で良いのです。
【食事に招かれたら】
食べ供養と言って食べることも供養のひとつです。遠慮してお断りせず、故人様に成り代わりご遺族が用意いただいた席ですので、席には立ち寄るようにして少しでも良いので箸を付けてください。決して長居する必要はありませんので。
【ご遺族にかける言葉】
悲観的な言葉に聞こえる「残念だったね」や「元気を出して」と声を掛けるよりも「何か手伝えることがあれば言ってね」「無理せず少し、身体は休めてね」などの労りの言葉が良いと思います。寄り添う気持ちが大切です。死因や病歴を尋ねるのはNGです。
【その他】
持ち物として数珠は持参するようにしましょう。靴の汚れや痛みも要チェックです。
光物などの装飾品は避けて、礼装に相応しいものを心がけてください。
参考になりましたでしょうか。葬儀の参列は作法やマナーも気になるかと思いますが、まずは故人様へ心からお悔やみを伝えることを意識してください。
その気持ちがなければ作法がしっかりしていても故人様やご遺族に伝わりにくいですし、失礼にもなりますよね。
故人様へ生前のお礼を伝える気持ちを第一に考え参列してみてください。
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