まちの仕事人インタビュー
治療から予防へ 
合同会社はり・きゅう松野治療室 院長 松野 靖史 (まつの やすし) さん インタビュー


出  身:横浜

出身校:日本鍼灸理療専門学校卒(花田学園)1998年卒  はり師・きゅう師取得

何年生まれ:1974年

趣  味:マラソン

経歴 整骨院や治療室にて10年以上勤務したのち、2007年に「はり・灸 松野治療室」を開業。開業して17年、法人化して3年。  修業期間も合わせると25年以上この仕事をやってきました。

松野さんはどんなお仕事をされていますか?

その人の困りごとを解決して、さらに良い人生を歩んでもらえる手助けをするお仕事です。ファーストチョイスで鍼灸院に来る方は中々いません。どこに行っても治らなくて、藁にもすがる思いでたどり着いた最後の砦のような存在なことが多いんです。そうした人の受け皿になれたらいいなと思っています。


この仕事を始めたきっかけは何ですか?

自分が治療を受けた際に、丁寧な治療に感銘を受けたことがきっかけです。高校生の時、スポーツに関わる仕事がしたくてスポーツトレーナーを目指していました。「トレーナーになりたいなら鍼の免許を持っていた方がいい」と言われて、鍼の学校へ入り直しました。卒業後腰を痛めてしまい、友達が働いている自由診療のクリニックを受診したんです。その時に、こんなに丁寧に身体を診ていくものなのかと感銘を受けて、トレーナーではなく治療一本にしようと決心しました。

お仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

当社の理念は「当院に関わる全ての人を幸福にすること」です。来たからには何かしらの変化を感じて、また行きたいと思ってもらえるように心掛けています。「痛くない鍼」とよく聞きますが、僕は「鍼は痛いし灸は熱いよ」と伝えています。何より症状の改善が目的なので、患者さんがどうなりたいのかをカウンセリングし、より良い結果を出すことを大切にしています!


どんなお客様からの相談が多いですか?

中年以降の女性の方が多い印象ですが、20~30代の方も来ています。なんでそんなに我慢したのって状態で来る方が多いです。鍼灸院は少し入りにくいかもしれませんが、もっと早い段階で勇気を出して来てもらえたらいいな。単純に「来て良かった!」って言われるのが1番嬉しいですね。

今後、お仕事を通じてどんな事をしていきたいですか?

治療だけでなく、予防や美容にも力を入れていきたいです。そのために予防医学士(分子栄養学)の資格を学んでいます。患者さんの相談の中には、例えば栄養面など鍼では治せない内容のものもあります。広範囲のお悩みに対応できるように、知識を身につけている最中です。人材育成にも力をいれようと思っています。鍼灸師自身も鍼を好きになって、仕事を誇れるような人を増やしたいんです。仕事を通して、患者さんだけじゃなくスタッフや家族も幸せにしていきたい。健康経営優良法人認定も 2年連続で取得することができました。患者さんだけじゃなく社員の健康も大切にし、独立するよりも良い環境を提供していきます。


スタッフさんから一言いただけますか?

松野治療室スタッフ関谷です(写真右)

高校卒業後鍼灸を目指すべく専門学校に進学、卒業後松野治療室に入社。今年3年目を迎えております。専門学生時代に縁があり松野先生と出会いました。専門学時代の僕は松野先生の治療技術の高さに驚き自分もこんな先生を目指したいと思い鍼灸師として目標とし、入社後も目標としている松野先生に近づけるよう勉学に励んで参りました。今では患者さんとの関わりが増え、感謝されることや頼りにされることも多くなり充実した鍼灸師人生を歩めています。今後はさらに臨床力を上げどこに行っても治らなかった患者さんさんの受け皿となれるようにさらに勉学に励んで参ります!

インタビュー後記

松野さんは、鍼灸師ですが、予防医学の道を学んでおり、予防医学の講師から紹介をいただきました。「治療から予防へ」そこからも表れている松野さんの想いを聴かせていただきました。松野さんに教えていただいたのですが、鍼灸師の10年継続率って、1%程度だそうです。全然知りませんでしたが、逆に言うと、「10年続いている鍼灸院は間違いない!」という事かと思います。どこに行っても痛みが治らない・何度も繰り返し治療を受けているがまた元に戻る・・・など感じいる方は、大船駅徒歩3分の立地なので、ぜひ門を叩いてみてください。

※区民ニュース編集部

お問い合わせ

合同会社はり・きゅう松野治療院

代表  松野  靖史

HP:https://hari-kyu-matsuno.com/

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