長文です

2024年5月から、
日本でも妊婦さんに接種するRSウイルスワクチン(アブリスボ®筋注用)が
使用可能となりました【遺伝子組み換え】
(3万から3万五千円ほど)

が当院では接種を行なっていません。

いつもご希望の妊婦さんには
申し訳ない思いですが…

2026年4月より定期接種となることが決定されます。
妊婦さんには、無料になるからと安易に考えずこれまで同様によく考えてほしいです。
考えるきっかけになってほしいです。

妊婦さんへのワクチン接種は
慎重になります。
お母さんだけでなく
赤ちゃんに本当に悪い影響を
与えないのか。
健康な妊婦さんに接種するために、
害悪はあってはならない。
メリットデメリットは必ずあります。
接種をするという選択をした方がいい方もいらっしゃいます。

このRSワクチン接種は、定期接種のB類疾病として、個人の重症化予防に重点を置くもので「努力義務」はありません。

RSワクチン接種に関する質問には、
慎重になります。
自分の妻だったら接種をすすめるかな。
まだRSワクチンなんてなかった 20年前の話ですが
生後2か月でRSウイルスに感染し、 
細気管支炎で入院経験した子を持つ 
親として、どう答えるべきか
いつも頭をひねっています。

一般的には
出産後赤ちゃんは、お母さんからの移行抗体や、母乳中に含まれるIgA・IgG抗体、ラクトフェリン、オリゴ糖、リゾチームなどの様々な物質のおかげで、感染から守られています。母乳をしっかり与え、小さい間はあまり外に連れ出さず、しっかり休息をとれるような環境を作ることが、RSウイルスだけでなく、いろいろな感染症から赤ちゃんを守ることにつながります。(結局、ワクチンを打っても限られた期間でのRSウイルスによる下気道疾患が抑制されるだけで、RSウイルス以外の下気道疾患が増えてしまいました)

コロナワクチンと似ていますね。

免疫抑制によって他の感染症にかかりやすくなって重症化しやすいという状況です。

それが打った妊婦ではなく生まれた子どもに影響するとなると。。

慎重になりますね。

特に自分だけでなく生まれてくる子どもへの影響を考えて、よく調べてリスクとベネフィット、どちらが上なのか検討し、慎重に判断をして下さい。


お母さんが安心安全な食を選び
強くたくましい身体で免疫力を高めることを意識し、
妊娠生活を送っていただきたいです。

ワクチンについて
詳しくお知りになりたい方は
ご相談ください
国立健康危機管理機構の感染症情報提供サイトやRSワクチン承認前の臨床試験(国際共同第Ⅲ相試験)など考慮した具体的なおはなしができると思いますのでお声がけください。
また定期接種後より
ご希望の方は接種致します(要予約です)

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