‼️記事はこちら‼️
🐦‍🔥🐉
南蛮BVNGO交流館で開催中の「交流館のすみっこ展」。大分市と南蛮文化・交易のかかわりを探る「南蛮モノがたり」をテーマとしてきた今年度の展示も、ついに最終回。2月1日(土曜)から3月30日(日曜)までの第5回展示では、南蛮貿易の交易ルートである中国南部の華南地域でつくられた華やかなお皿を紹介しています。

大きな「寿」が特徴的な《呉須赤絵 寿字皿(ごすあかえ ことぶきじざら)》は5客セット。16世紀後半、景徳鎮窯より南の福建省漳州窯でもつくられるようになった青花(白地に青色の模様がある陶磁器のこと。日本の染め付けの生みの親)は粗略な模様や胎土を特徴とし、これに赤・青・緑などのさまざまな色で上絵付(うわえつけ)された「呉須赤絵(五彩)」も盛んにつくられるようになります。漳州窯でつくられた磁器は、日本では「呉州手」と呼ばれ、茶道具として愛用されています。
 本資料は、乳白色の不透明釉を内外に厚くほどこし、高台の全面に粗い砂が付着した「砂高台」も特徴的です。南蛮屏風に描かれた商店の店先には、呉須赤絵らしき陶磁器が積み重ねられている様子を見ることができます。

小ぶりなサイズがかわいらしい《翡翠釉 菊花形小皿(ひすいゆ きくはながたこざら)》も5客セット。華南三彩が緑色を基調としているのに対して、色鮮やかなブルーを基調とした翡翠釉の映え、そしてツバ状の口縁部と体部外面を菊の花に見立てたかたちにしているのも大きな特徴です。
 このタイプの小皿は、大友氏館跡や中世大友府内町跡をはじめ、各地の戦国期の城跡や都市遺跡から出土しており、呉須赤絵などと同じく商品として交易されたものと考えられます。

#おおいたの記憶 #デジタルアーカイブ #陶磁器 #うつわ #すみっこ展 #南蛮bvngo交流館

続きは Instagram で

13 いいね! ('25/02/20 20:01 時点)