8月に入ってやっと梅雨明けをしたと思ったら、連日危険を感じるような暑さですね。
コロナ感染、熱中症と予防することが増えました。
連載をいつも読んでくださっている皆様、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。
今回は「学歴について」のお話しです。女性が男性に対して一番気にするところはやはり「収入」。これは生活していく面で大切ですのでわかります。
ご自身の今までの生活レベルもありますから、金銭感覚や価値観はなるべく同等が良いと考えるのは当然のことです。
多くの女性は「あとは普通の方であればいいです」と言っておきながら容姿や学歴などを気にするということを前回の連載第9弾でもお伝えしました。
とある女性会員(30代前半)がお申し込みするお相手の学歴はGMARCH以上の大学ばかり。その彼女は短大卒。
高学歴の方が好きなのね・・・・
と始めは様子を見ていましたが、お見合いを申込み(30件中1件組めるくらい)成立してお見合いをしてもほぼお相手から断られるパターン。
なぜそうなのか・・・・私は大体答えはわかっているけれど、彼女に「なんでだと思う?」と聞くと「私が大した企業に勤めていないからきっと釣り合わないと感じたんだと思う」とか「プライドが高そうな方で、もしお付き合いしたとしてもモラハラっぽくなりそうな方だから・・・」とか「私じゃなくてお相手にとってもっと釣り合いそうな方がいると思うので私は身を引きます」的なことを毎回言ってくるのです。もうその時点でネガティブ・・・
お相手の学歴を気にしている方こそ、ご自身の学歴にコンプレックスを抱えているのです。そのコンプレクスを払拭しようと結婚相手に学歴を求めている自分に気付いていないのです。
100歩譲ってそれでもやっぱり高学歴の方がいいのなら、そういう方達に好かれる自分になってますか?ということです。
根っこにコンプレックスがあるので、自分が自分自身のことを好きになっていないのに、お相手がご自身のことを好きになってくれるのでしょうか?
彼女のお見合いでの話は大概「東大出なんてすごいですよね〜東大の〇〇学部に私の知り合いがいて行ったことがあるんです〜」とか「〇〇さん慶應ですよね?どちらの校舎に通われていたのですか?三田なら職場が近いから〜」と大学名を出して何らかしらの共通点を見出そうと必死な会話をしていると思われます。
当社会員の高学歴男子に聞いてみたら
「女の子の方から大学名を出されると、大学名で近寄ってきてるんだなと感じちゃいます」
そりゃそうだよね!知って欲しいのは過去の出身大学ではなく今の自分なのですよ。
周りからみたら立派な大学を出られてるかもしれないけど、ご本人は行きたかった大学に落ちて今の大学になったのかもしれないし、浪人したり苦労してやっと入った大学なのかもしれないから「あまり触れられたくない過去」と思っている男性も多いのです。
高学歴の男性ってお相手が高学歴じゃなくても気にしない方が多いのです。男性会員のほとんどは相手の学歴は気にしないものです。
求めていることはそこではありませんし。
お相手に美味しいお料理を作ってあげたいと努力できる人、お仕事に集中できるようサポートしてあげられる人。いつも明るく笑顔でお相手に接することができるよう自分磨きができる方なら高学歴男子も放っておかないのでは?
結婚できない高学歴男性もたくさんみてまいりました。
結婚することで学歴より大事な部分があるので、そこに気付いて欲しいと願うばかりです。
著:高木ゆうこ
結婚相談所 株式会社トータルエージェント