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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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みなさま毎週ご愛読くださり

本当にありがとうございます。

おかげさまで本号で連載100回となりました。

引き続きコツコツ続けます。

よろしくお願いいたします。


1、短期的成功者の典型?


20代の頃、日テレの深夜枠でやっていた

「マネーの虎」を(著作権上、微妙だと思わ

れますが)「令和の虎チャンネル」としてかなり

PVを稼いでいた若手経営者グループの数人が

賭けポーカー?賭け麻雀?を指摘されて

会社の代表を辞任される方もいた、と。


この経営者グループの一部の方は、弱者を

叩いて弄んだり、蔑んだりするツィートを上げたり

してて有名でしたが、人としてどうかな?と。

これ、2000年のITバブル以来、幾度と

なく繰り返されている風景のような気がしますね。

短期的な成功者は才覚でつくられるが

多くは脆くも崩れることが多く、長期的

成功はなかなか難しいのが現実。


2、常に旬である企業は強い


「アマゾンの本質は『小売業の破壊者』ではない」

「アマゾンの本当の凄みとは、『連続起業』に

成功していること」

「『超・シリアルアントレプレナー企業』

(serial entrepreneur)であること」

「日経ビジネス2021年12月13日号」より


AWSがアマゾンの主力事業なのは周知の事実。

アマゾンは創業当初からロケット事業を画策している

ことでも有名です。

創業者のジェフ・ベゾスが引退しても、

アマゾンは常に旬である企業です。

変わらずに続くには変わり続けなければならない、

を地で行ってますよね。

企業が継続するための新たなお手本です。


3、その「現場」とはどこ?


日経新聞の記事で

(2022/1/3 『経営の視点』 小柳建彦 氏)

「自動車メーカーのトップは、だれもウーバーを

使っていなかった。要は新しいスマホ等のテクノ

ロジーを自分で試していない。実体験の経験が

なければ新しい投資の決断だってできないだろう。」

現場主義、といってもその現場はしょせん「社内」で

あって「市場」ではない。

なるほどなー トヨタのトップが危機感を感じるのも

わかるなぁ。

(私ごときが言えるセリフではありませんけど)



(了)




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp